もちろん美術館としても満喫しよう
次の場所へ進む前に、もう少しパレスハウステンボス
を振り返る。建物内にはハウステンボス美術館が設置
されていて年数回の企画展が開催されている。そして
その時の展覧会はTHEドラえもん展。2017年に東京で
開催された展覧会が日本各地で開催され、2023年に
初めて九州での開催が、ここハウステンボス美術館。
建物だけでなく、もちろん美術館としても満喫しよう。
ドラえもんとアートとの楽しい出会い
アートには日常がひっくり返る力がある
またアートは必要不可欠なものの一つとも語られる
村上隆氏の作品も楽しんだゆふいんの美術館
クワクボリョウタ氏の作品は新潟の大地の芸術祭でも
ドラえもんの歌で懐かしい記憶をたぐりよせよう
星野源のドラえもん。これもアートの域に達している
何者でもなくても世界を救おうのメッセージに共感も
「あなたのドラえもんをつくってください」
この展覧会は、作家たちにこんな依頼をすることから
始まったという。そして、その依頼に応えた28組の
作家たち。作家のジャンルはさまざまで、年代も20代
から60代まで幅広い。展覧会の監修者は、ドラえもん
はもはや、日本人にとっての「環境」なんだと思う
という。確かにテレビや日常でドラえもんを見ると、
ほっとした気持ちになる。あの丸みを帯びた姿形には、
なんだか安心感がある。だからこそ、作家が生み出す
ドラえもんは、受け手の持つドラえもんのイメージと
のギャップを伴い、どこかなつかしく、そして新しい。
アートとドラえもんとの興味深い出会いを楽しんだ。