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高瀬船着場跡を見にまた菊池川へ

玉名市立歴史博物館で、川と共に発展してきた玉名の
歴史に触れることができた。その歴史の舞台になった
玉名の港である高瀬船着場跡が近くにあるので、また
菊池川へ戻ってきた。博物館から自転車で数分の所だ。


今日もいい天気。川沿いの公園も賑わっている
その川沿いに建つ白い建物。デザイン的には古い感じだが
見るからに新しい。1階はカフェのようだがと思いつつ
窓から見えるのはリネンのようでもある。
風通しの良さそうなカフェ。大きな木製の建具がかっこいい
入り口は建物の端にあった
HIKE。サインもシンプルで素敵だ
HIKEは宿泊施設とカフェダイニングとショップの施設であった
風の吹き抜けるカフェダイニング。景色も素晴らしい

HIKEは、2020年5月にオープンした施設で、廃業した
病院をカフェと宿泊施設のコンバージョンされた建物。
懐かしい感じがした理由がわかった。5階建ての無機質な
廃院の存在を受け入れがたい意見もある中で、オーナー
夫妻は、計画から施工までワークショップを行い、廃院を
新しく宿泊施設とカフェへと生まれ変わらせたという。

建物の外観にも木が使用されることでやわらかい感じと
なっている。古い建物を壊さずに生かし使い続けること。
とても素晴らしい建物だし、場所だと感じる。地域の人の
理解も得ながら作り上げられていることもすごいと思う。
またいつか泊まりに、食事に、買い物を楽しみにこよう。

じつは、カフェの開店前であったが、ショップは見せて
頂けるとのことで内部へ。あまりにも素敵な空間なので、
奥まで見学させて頂いた。親切にも、この後向かう予定の
小代焼窯元マップまで。そして最後に、小さな買い物を。

そうしている間に時間はどんどん過ぎてゆく
水面に映りこむ鉄橋が美しい
鉄道により輸送は陸路へ。船着場は役目を終える
しばらく進むと高瀬船着場跡に到着
1588年から熊本藩初代藩主の加藤清正公により造られた船着場
この坂は俵ころがし。年間24万俵に及ぶ藩米を移出されたという

ここはいだてんのロケ地にもなった場所

左側が俵ころがし場で、右側が揚場
歴史の一場面に出会えた。入り込むにはもっと歴史を知らねば
ここは揚場。上げる時は階段で
階段の先に当時の風景を思い描く
日はどんどんと高くなる。この後の予定を立て直そう
鉄橋の下をくぐり、もと来た道を戻る
帰りがけに振り返るとHIKEの裏に眼鏡橋。やはり素敵な場所だ


HIKEの1階の器と生活の道具のお店タシュロンでは、
この旅の目的としていた小代焼ふもと窯も、瑞穂窯の
陶器も扱っていた。もちろん他の窯の器も置いてある。
でも今回購入したのは、佇まいに一目惚れしたこちら。

木の葉猿窯元で作られる団子猿。癒やされる佇まい


木の葉猿は、手びねりで作り、素焼きした素朴な玩具。


思わぬ建物との出会いに、しっかりと時間を費やした。
今日は大牟田市街の散策も予定していたが、序盤から
あきらめモード。気になるものを順番に見ていこう。
次は、駅からの通り道で見かけた神社に立ち寄ろう。

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