九州のロケ地巡りを楽しもう
何度となく紹介している大分むぎ焼酎二階堂のCM。
日々の晩酌に、むぎ焼酎を頂いている。その香りを、
まろやかな舌ざわりを楽しみつつ、いつものように
パソコンに向う。訪れた場所の写真を見返しながら、
記事をまとめ、もう一度旅をした気分を味わっている。
残されたのは記憶をノックするにおい
という言葉にひかれて三池炭鉱宮原坑へ
月明かりすら照らさない場所でそっと咲いている
という風景を求めて三池炭鉱万田坑へ
どうかタイムマシンが発明されませんように
という言葉に共感し、波佐見にある古い講堂や
門司に流れる大正ロマンの香りを懐かしんだ
筒状の空間を持つ図書館は、北九州市立中央図書館だ
二階堂のCMに旅への思いを募らせる
そこに映し出される空間を求めて旅をすることもある
そして今回訪れたのは、二階堂のCMの本を読む人々
の中に映し出される印象的な空間。ベンチで本を読む
赤いスカートの女性。神殿にあるような柱が立ち並び、
大理石の壁面には、青色に輝く水面の光がゆらめく。
アスプルンドのヨーテボリ(No.501)が空間になじむ
今回訪れたロケ地は、北九州市立美術館アネックス。
1987年に増築されたスペースで、設計は本館と同じく
磯崎新氏。訪れた時は、CMで見たベンチではなく
チェアであったが、こちらも空間によくあっている。
また、大理石がそのままベンチにもなる素敵な空間。
まさにCMで見た空間が広がっていた。ロケ地巡りも
楽しいものだ。時間があるならば、午後の日差しの中、
ゆっくりと本を広げてくつろぎたいものだが、その
時はまだ歩きの旅の途中。その心地よい空間に別れを
惜しみつつ、重たい腰を持ち上げ、また旅を続けよう。