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青年の主張 昔と近年のエ○本の肌色の違い

エ○本と「○」でごまかしても何が書いてあるか分かってしまいますね。

近年のエ○本といっても、そもそもこのネット時代、エ○本事態が滅びているかもしれませんが。

ちょっと待ってください、下世話な話がしたいわけではないのです。。。。。

それは、昔と今の印刷での女性の肌の色の取り扱い方が全然違うのです。今日はその話をしたいと思います。

私以上の世代の方は(50代以上)いわゆる、ビ○本(これは隠せましたね。)世代ですね。

この名前の由来は、エッチな本を立ち読み不可にするためにビニールで包んで書店に置いてあったからだそうです。

この時代エ○本の女性の肌は、とにかく真っ赤。赤黒いのです。晴れ

というのは、当時の考え方として女性の肌には、なにしろマゼンタを盛れ、それだけだったんです。

当時は、細かな網点を再現する技術が無く、ハイライト付近の網点コントロールが難しく、高彩度の淡い色の表現が無理でした。
そのため、マゼンタを盛るしか出来なかったんだと思います。

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それに対して、近年の女性の肌は、湯上がりピンクが基本です。CTPの導入により1%の網点がきちんと再現できるようになったからです。

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色補正的には、マゼンタを上げるのではなく、反対色のシアン・イエローを下げて、彩度を高く明るく、ほんのり赤色にするのです。

PhotoshopではHSVというモードの値がカラーパレットで確認できます。

HSVは人間の見た目をある程度数値化したもので、(H)色相(S)彩度(V)明度をそれぞれ255階調で表した表色系です。

あるカメラマンさんに教えてもらったのですが、日本人の湯上がりピンクは、(H)色相が21°が理想だそうです。

これの21°説は、私のDTPオペ時代も実践して、数多くの色一発OKをとってきた、実績ある理論なのです。

また、お客さんとのやりとりで忘れられないのが、某テレビ局のデザイン部の厳しいデザイナーさんに注意された、「肌のハイライトにシアンが入るなんてあり得ない」とうことです。

シアンはCMYKの中では陰を司る色です。たとえば、顎のラインなどは陰が入らないと立体感が損なわれるのでシアンが必ず必要です。

しかし肌のハイライトには絶対シアンが入ってはいけないのです。これは鉄則です。

この2つのことを守ると、きれいな湯上がりピンクになります。
これが近年のエ○本の主流なんです。

といわれてもねぇ、という人も多いかも知れません。

古から人の世は移ろいます、そしてエロ本(そのままかいちゃった)の肌のそれに併せて変わっていくのでしょうか。

しかし、江戸時代の浮世絵の女性はもっと上品だったような気がします??どうしてだろう、ビニ本時代は技術が逆行してしまったのでしょうか?

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今日もつまらないお話でした、お粗末様です。

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