「3分でわかる・人の心を動かすストーリー入門」の第5回がアップされました。
日興フロッギーで連載している「3分でわかる・人の心を動かすストーリー入門」の第5回がアップされました。
テーマは「ストーリーで共感、感情移入、没入が起こるとき」です。
今回は「共感」「感情移入」「没入」について自分なりに言語化してみました。
今回初めて出てきたワードとして「内的CQ」というものがあります。これまで「CQ(セントラル・クエスチョン)」と使ってきたのは、外的な(果たすべき)目的で、その奥にある「乗り越えなければいけない精神的課題」というような意味合いで使っています。
文中でも挙げている例としては、下記のような形です。
外的CQ:果たして主人公はサッカーの大会で優勝できるだろうか
障害:優勝するためには、主人公とチームメイトの結束が必要
内的CQ:プライドを捨ててチームメイトに弱みをさらけ出せるか
内的CQというのは、外的CQを達成するためにも必要でありながら、一見、繋がってないような内容だったりすることもあります。
外的CQ:仕事で成功する
内的CQ:幼い頃に自分を捨てた父を許す
というようなこともあるわけです。
この内的CQが何かということが、キャラクターを作る上でも、ストーリーを作る上でも何より重要だと私は考えています。
さらに言えば、ストーリーの主体が内的CQを達成する(あるいは内的CQを阻害しているものを克服する)姿を通じて、受け手の心の中でも、何かしら変化が起きることを「感動」と呼ぶのではないかというのが私の考えですが、この辺りを、次回で詳しく書いていますので、引き続き読んでもらえたら嬉しいです。
ストーリーラボの方も、おかげさまで多くの人に新規参加いただき感謝しております。明日7月の2回目のオンライン講義ですが、過去のものをアーカイブで見て頂く形でまだ参加も受け付けております。
もしご希望の方いましたら、ご検討ください。それでは引き続きどうぞ、よろしくお願いいたします。
下記は無料配信したオリエン回です。よかったらご覧ください。
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