『ダイアログ・イン・ザ・ダーク』から得た深い気づき
本日『ダイアローグ・イン・ザ・ダーク』に参加してきた。
以前、もう6年以上前になるが参加したことがあり、下記はその時の感想。
□「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」の感想 2010/11/13
http://ameblo.jp/yasuhito19751214/entry-10706025503.html
今回二回目だったが、あらためて本当に素晴らしいプラグラムだと感銘を受けた。
真っ暗な空間を、8人の参加者でパーティーを組んで進んでいくのだが、そこにはさまざまな”気づき”がある。
そして各パーティーには視覚障がい者のガイドの方がついてくれるのだが、その存在が色々な意味で、体験を深いものにしてくださる(今日は「ハチ」さんという素敵な方だった)。
暗闇を体験していると、日々、いかに自分が視覚に頼った生活をしているかに気づき、暗闇の中で、視覚以外の感覚が研ぎ澄まされていくのが分かる。
水のせせらぎの音や、ちょっとした匂い、あるいは声を出して周りに状況を伝えたり、お互いの位置を手で確かめあったり。
視界が無くなるというのは、同時に自分と他者との境界線も曖昧になるといった人がいて、なるほどと思った。
自然とすごく仲間意識が高まったのは、暗闇の中で緊張を強いられたということだけでなく、そういう理由もあったのだろう。
もしかしたら、人は見えるから争うのかもしれない。
帰り際、『ダイアローグ・イン・ザ・ダーク』の代表である志村真介さん、志村季世恵さんにご挨拶することができた。
お二人ともお人柄が滲み出ていて、本当に素敵な方でお会いできて光栄だった。
志村季世恵さんに言われたように、今夜は暗闇の中でお風呂に入ってみた。不自由さと共に、不思議な感覚がよみがえり、これは時々やるべきだと思ったりした。
そして、会場を出る時に、志村真介さんに「今日感じたことを胸に、あらためてここからの人生を大切にしてくださいね」と言われ、すごくその言葉が胸にしみた。
残念ながら、この外苑前の会場は8月いっぱいでクローズされるとのこと、オリンピックを前に賃料の値上げで出ていかざるをえないというのは本当にもったいない。その時期こそ、多くの人に体験してほしいのに。
またどこかで再開されることを期待しつつ、ぜひまだ未体験の方は参加されてください!
(マスコミ関係の方は特に!そして、ぜひ取り上げて頂きたいです。)
□『ダイアローグ・イン・ザ・ダーク』オフィシャルWeb
http://www.dialoginthedark.com/
追伸
ちなみに、8月には『ダイアログ・イン・サイレンス』という音のない世界で、言葉の壁を超えた対話を楽しむエンターテイメントも開催されます。
http://www.dialogue-in-silence.jp/