柿の種と移民政策について
私は柿の種が好物です。一時期、柿の種中毒か、ってくらい食べてました。6袋入りで買ってきて、個包装をほぼ毎晩一袋、(たまに二袋)づつというペースです。
ワサビ味と梅しそ味とか、時にはお土産になるご当地の味とかいろいろバリエーションがあるので飽きることがなく、また、小袋なので歯止めが効くので(たまに効かないのですが、)気に入って食べていました。海外出張なんかでもかならずスーツケースに入れてよく持っていって夜食にしていました。
最近はそこまでではないですが、昼間にビール飲みたくなったときのおつまみにはなっています。
その亀田製菓のCEOの記事が日経に出ていました。
亀田製菓のCEOがインド出身の方だとは恥ずかしながらまったく知りませんでした。
正月から連載されている「昭和99年ニッポン反転」は、日本の現状の課題に対して転換を迫る内容で非常に面白いです。
今回の記事の内容は移民についてです。
亀田製菓のCEOのジュネジャ氏が日本にわたってきたのが40年前。40年前といえば、バブル崩壊するよりも前で高度成長期にあり「ジャパンアズナンバーワン」と言われていたころでしょう。
バブル崩壊後、失われた30年と言われ、少子高齢化による労働力不足になりました。日本の中小製造業では海外技能実習生は重要な労働資産となっていなくては困る存在です。しかし、過酷な労働環境が問題視され、「育成就労制度」に刷新されることが決まっています。
形だけの刷新にならないことを祈るばかりですが、それにも増して今後真剣に議論される必要があるのが「移民受け入れ」についてです。
根強い否定的意見は他国で起きる移民にまつわる問題の影響もあるでしょう。一方で、ずるずると時期が過ぎるてしまうとジュネジャ氏の記事にもある通りどれだけオープンにしても「日本が選ばれなくなる」可能性は高まっていくばかりでしょう。
言葉の壁もあるし、円の価値が下がる中で給料も安い。となると、門戸を開いても来てくれる人は限られてきます。今すぐにでも転換すべき時なのかもしれません。
「安心で、安全。何を食べても美味しいニッポン。でも、働く環境としては。。。」ジュネジャ氏の言葉はすごく重いです。
ちなみに、私は柿の種のピーナッツなしはあまり好きではありません。ピーナッツと柿の種の絶妙のバランスが大切だと思います。違う種類が一緒になることによって引き出される新たな価値がそこにあると思います。
少なくてももっと本気の議論が行われてほしいな、と日経記事を読みながら思いました。
最後までお読みいただき有難うございます。