士業経営の落とし穴【みんなハマる】 第212話 苦は痛だが二度漬け禁止
串カツにハマっている。
個人店から大規模店まで食べ比べると驚くほど違う。コロモを食べる感じのものから、繊細な感じの仕上がりのものまで幅広い。
お馴染みのソースの二度漬け禁止の掟は、先の流行り病の時代に空文化した気がする。
これが永遠に消えるのも寂しい気がするが、人間のルールというものはそんなものだろう。
さて、仕事というものは、デフォルトとしてやるほうは苦しいものであり、たまに「価値がない!」と他者に言われたら激しい痛みをともなうが、この痛みというネガティブな情報を、気づきと学びというポジティブな情報にジャンプさせるのがプロの基本姿勢だろう。
仕事もなれてくるとネガティブ思考でネガティブ情報を見つけ出し、そこからポジティブ発想で、ポジティブ情報を作り出す。
痛みを味わい、学び、喜び、逃げはしない。
そして二度と起きないと信じるセット(心理)によって、病気にならなくて済む。
精神的に落ち込む人は知らず知らずのうちに二度どころか永遠に漬けていることが多い。
一度漬けたらおもむろに食す。
それは串カツも、苦痛も、大人の作法であり、プロへの道だろう。