士業経営の落とし穴【みんなハマる】 第79話 出入り自由な組織
東ドイツ時代を描いた動画をみた。
国民国家は構成員のすべてを把握する。
体制の維持のために相互監視、密告が社会の基本となる。
国家は言動から思考を把握して危険な因子を排除する。
暗い。鬱になる話だ。つい30年前の話だ。
組織マネジメントに通底するように一見すると思われるが、全く違う。
組織は、人為的、つまり意思によりチョイスしたから。
入るのも、出るのも自由。
しかし、組織にいる以上は組織へ従わない自由はない。
ところで、日本の規模でユニコーン起業家がいないというが、ベキ乗則では単純規則の在り方が基盤になる。
”出る自由、チャレンジする自由”。
これが社会の単純規則、日常になっていると起業が基盤になり、創発もさらにはユニコーンも発生する。
これは数学的に記述できるはず。
わたしには無理だけど笑
日本社会の親から子への信念(寄らば大企業などの規則への信奉)が折り重なり、起業が少ないのは必然。
社会に入るのも出るのも自由、組織もまたしかり。
そういう流動性の高く、かつ、『人為的共同体』という組織のあり方は矛盾し、存在しえないものだろうか。
のんびりした人や官僚しか組織で生き残れないとすると、変化への適応、組織の進化がおぼつかない。
そういう一段あがったものに魅力を感じます。