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【要注意】人との距離感がバグる人が発生する原因
え、何このヤバ系
組織、とりわけボランティア絡みの運営をしていると、時々距離感がおかしな人にブチ当たります。
例えば、グイグイと迫ってきたり、失礼な物言いをしたり、上から目線で来たりするタイプ。それが、初対面かつコミュニティ初参加だったりすることがあり、衝撃を受けるわけです。
一体なんでこんな事が起きるのか。
コミュニティの種類
これは、会社とか部活とかでは起きません。
部活なら、先輩後輩の関係や競技の上手い下手、経験年数などの要素があるので、その辺をわきまえない行動を起こすと怒られます。試合から外されたり、究極、退部させられたりする。我々の世代ではボールぶつけられたり、蹴ったボールをとりに行かされたり笑。
会社なら、上司部下(評価権の有無)や仕事の出来るできない、経験年数の長さという序列があって、そこ分からないと、「あいつは痛い奴や✕」となって、評価されない。その結果、大きなプロジェクトを実現したり、偉くなったりすることはないでしょう。
要するに、部活や会社はフィードバックの仕組みがあるので、強制的に「自分の現在地」を知り、言動を修正できるわけです。
一方で、ボランティアのコミュニティだと、序列が曖昧だったり、そもそもなかったりします。
そのため、わざわざ人に進言しない(めんどくさい、嫌われたくない)ので、それらの人に気づきが起こらず、ヤバめの言動が温存されがちです。
どんな人がモンスター化するのか
やっぱり同じ行為でも、誰がやるかで受ける印象は異なります。個人的には、社会で活躍しているとか、以前から知ってる人だとか、コミュニティで貢献しているとか、言われた方も「この人が言うなら、しゃあないな」と納得できる感じならいいよな。
ので、「この人に言われたくない」のベースには、以下の特徴があります。
・そもそも力不足
・特段社会で目立った活躍もしてない
・コミュニティに積み上げた信用もない
・コミュニティや構成メンバーのことを理解していない
・ラポールが形成されていない
状態で来られると、うぉい!となります。
俺的原因の考察
このような現象が起こる背景には、精神的に幼い、コミュニティ内での役割のレベル感が分からない、メタ認知能力が不足している、ことがあるだろう。いや。マジで!
1. 社会的スキルや経験の不足
若かったり、社会に出てなかったり、出てても責任が薄かったりすると、他者との適切な距離感や振る舞い方がわからない。教わってないのだろう。
家族、学校、部活、バイト、職場などで、教えてもらったアレな。あるいは、合コンでもよい。そこで全て学べる笑。
特に、ボランティアのコミュニティのような緩やかな社会構造では、公式な上下関係が不明瞭なため、自分の立ち位置を勘違いしやすくなる。いや、わかれよ!
例えば、「対等」とか「フラットな関係性」という言葉をそのまま受け取る奴がいる。んなわけないだろう!文字通り受け取り、通常は会えないレベルの人と会えて、人を紹介されたりした結果、雑な対応をする。上下関係や礼儀を軽視している結果、「お前まじか!」というやりとりが発生する。みんな優しかったり、嫌われたくないから言わん。
2. 自己認識や役割理解の不足
コミュニティにおける「貢献度」や「期待される役割」を理解していないと、自分がまだ信頼を築いていない段階で、過剰に意見を主張したり、他者を批判するような行動を取って、「なんなん!」とイラつかれたりする。
コミュニティ内で特段バリューを発揮する前にこれをするってことは、自身の重要性を過大評価しているってことやねん。自分の中では、人と対等で、自分が大切にされると思っている。
3. メタ認知能力の不足
メタ認知とは、自分自身の行動や思考を客観的に捉え、他者からどう見えているかを認識する能力のこと。メタ認知が低いと以下の通りな行動をする。
・自分の行動が他人に与える影響を考えられない
・他人の視点を想像せず、自分の正当性を過信する
・他責で、「自分が悪かったのか」を検討しない
てな感じです。これは会社でも家族でも一緒や。ボランティアのとき、より分かりやすく起きるって話。
平たくいうと、周囲が優しいから小さな事で承認され、フィードバックが緩いため甘やかされる結果、自分の価値を過剰に信じることから、自分の能力や経験や価値を棚に上げて、他者を軽視し他者に責任を転嫁する。
うん、人のふり見て我がふりなおそう!今ならまだ間に合うからな。