けテぶれ 宿題革命!葛原祥太からの学び
藪田先生の同級生の葛原先生の本、藪田先生に紹介をうけ、なおかつ昨今のけテぶれブームをみて読んでみよう思いました。
まずもってすごい良書だと感じました。著者の葛原先生は、子どもを自立した学習者にそだてるためにこの方法をあみだした。
けテぶれとは、計画、テスト、分析、練習の略であり、大人でいうPDCAサイクルのことである。
これを子供たちの日々の宿題にとりいれることで、自分で計画やめあてをたて、宿題のやり方をきめてやっていくのである。しかし、テストという関門がありそこで合格点をとれるように分析を行う。サボることもできるが関門を突破するために自己と向き合う必要がうまれる。
いわゆる自学などもこれにあたる部分もあるがしっかりとシステム化されることで学級のC群の子たちもこのサイクルにのせやすいし、いろんな先生が取り入れやすいという実践の汎用性も高い。
おそらくそのような視点も考慮されており、漢字の宿題をもとに始めるとやりやすいことや、実際の子供達のノートの例なども載っている。そうして、慣れてくると単元末のテストも含めた大サイクルのけテぶれ
も取り入れていくという発展性もある。
実践自体の価値も高いが、おわりにやコラムなどの部分も面白い。
特におわりにでは、初めの頃教師からの一方的な指導だけでなく、子供たちが自らやる形を作り出したいという理想がありながらも成果や理解を得られず苦しんでいたというのが自分に重なる部分もあり、よいことばかりでなく深みも経験されてきた先生なんだなと親近感がわいた。
とりあえず今年度まずやってみたい実践の一つになりました。休校等で先行き不透明ですが、もてるカードを1枚でも増やしていきたいと思います。
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