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10.素晴らしきBEER METALの世界 = ALESTORM

ALESTORMは2004年結成、2008年デビューのスコットランドのバイキング(海賊)メタルのバンドです。海賊をモチーフにした雄たけびコーラスと力強いリズムのメタルを奏でています。欧州メタルにはビアメタルとでも言うべき「酒をテーマにしたメタル」の一群があります。ALESTORMはビールやお酒のことばかり歌っているわけではありませんが、海賊というコンセプトには酒は切っても切り離せないもの。この曲も見ての通り酒をひたすら飲み続ける歌です。乾杯の時や、酔っ払って皆で合唱するわけですね。ヨーロッパにはフェスティバル文化があり、メタルフェスティバルもドイツのWACKENやフランスのHELLFESTをはじめ大小さまざまなフェスが行われます。屋外フェスではビール片手にメタルを楽しめるわけです。

ビールを飲みながらの合唱は楽しいものです。日本でも最近はオクトーバーフェスト(ドイツのビール祭り)が各地で開かれるようになってきましたが、オクトーバーフェストにも公式の乾杯の歌(Ein Prosit)があります。

酒を飲むときの歌、というのは古今東西世界中にあります。

他にもビールやお酒をテーマにした曲は数多くあります。その中からメタルアーティストのビールの歌をいくつかご紹介しましょう。まずはフォークメタルのKorpiklaaniの「BEER BEER」。切実にビールを求めていますね。

EQUILIBRIUMの「Wirtshaus Gaudi」。最初に1分ぐらい芝居が続くところがいい感じに喉が渇きます。

そしてビア・メタルと言えば忘れてはならないTANKARD。TANKARDというバンド名からして意味は「ビールジョッキ」です。ビールに関する曲ばかりなのですが、今回は「Space Beer」です。

暑くなってくるとビールが美味しくなりますね。最後は月並みですが飲みすぎ注意ということで、酒での失敗を悔やむ歌、the KINKSの「Alcohol」でお別れしましょう。


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