新しい音楽頒布会 Vol.1 Ozzy Osbourne/Patient No.9
連載していた「週刊プレイリスト」を少しリニューアルして、「新しい音楽頒布会」にします。頒布会というのは「一定の周期でおススメ商品が送られてくる会員制の通販」のこと。ワインの頒布会、とか、食材の頒布会、とかがありますね。ワインの頒布会の広告を見て「あ、これ音楽でできるな」と思ったのがきっかけ。
で、今までの週刊プレイリストは「その週聞いたもの」をすべて出していたんですが、頒布会形式なので「その中でも特によかったもの」だけに絞ることにします。今までも「気に入ったもの」ではあったんですが、今週からは「これはおススメだと思うもの」だけに絞るということですね。とりあえず枚数は決めずにやっていこうと思います。金曜日リリース(世界的には新譜リリースは金曜日)の新譜を中心に、1週間聞いてみて良かったものをおススメする形。なお、その週の新譜だけに限らず、めぼしいリリースが少ない週はだいたい直近1年以内の新譜も取り上げます。毎週すべてチェックできるわけではないので、掘り出し物を見逃していることもありますからね。
さて、今週のトピックはエリザベス女王の崩御、そしてチャールズ王子が国王に。そしてオジーオズボーンの新譜です。実はチャールズ新国王とオジーオズボーンは同い年。こんなミームも出回っていました。
かたやPrince Of Wales、かたやPrince Of Darknessですし。オジーもこれでKingになった、ということでしょうか。
さて、それでは今週おススメするアルバムをどうぞ。
今週の目玉:Ozzy Osbourne / Patient No.9
ヘヴィメタルのゴッドファーザー(産みの親)、オジーオズボーンの新作。2020年の「Ordinaly Man」からわずか2年のブランクを挟んでの12作目のオリジナルアルバムです(カバーアルバム「Undercover」を含めれば13枚目のアルバム)。
1970年、ブラックサバスのボーカリストとしてデビューしたオジーは10年後の1980年に脱退、そのあとはソロキャリアを積み上げてきました。1993年にはツアーからの引退を示唆するも1995年に復帰。それ以来第一線で活躍し続けておりUSにおける「ヘヴィメタル」のイメージの確立と普及、知名度の向上に最も影響力を与えた一人でしょう。
ヘヴィメタルの歴史はブラックサバスとともに生まれました。ブラックサバスはイギリスの工業地帯、バーミンガムの出身。バーミンガムは工場と鉱山が立ち並び「ブラックベルト(煤と煙でまみれた地域)の中心都市」と呼ばれます。バーミンガムから現れた4人の若者であったブラックサバスは、1967年ごろからジミヘンドリックスを筆頭にレッドツェッペリンやクリームなどUKで隆盛していたUSのブルースを独自に解釈し、よりエレクトリックギターの奏法を多彩にしたUKハードロックの流れから生まれてきたバンドでしたが、特色は悪魔や超常現象などをテーマとして扱ったこと。音像も不気味さを感じさせるトライトーン(減五度)を用いて不気味な響きを出しました。そしてオジーオズボーンの「爬虫類声」とも揶揄された独特の鼻声が乗り、唯一無二のサウンドとなったのです。
↑トライトーンを用いた衝撃のデビュー曲「Black Sabbath」
彼らの音楽はパンク以前のUKにおいて若者たちに熱狂的に受け入れられました。黎明期にあったハードロックに若者たちは夢中だったものの、レッドツェッペリンやエリッククラプトンはすでに「神」とあがめられるなど、手の届かないスターであった。60年代~70年代のデヴィッドボウイなんかも人間離れした存在感がありましたし、今のようにSNSなどもない時代で当時のUKロックスターはまったく生活感のない、雲の上の存在だったのです。ところがブラックサバスはバーミンガムの労働者階級出身であり、ルックスも(整ってはいるものの)普通の若者感があった。ボーカルもめちゃくちゃうまいというより個性的。身近に感じられる存在だったようです。
そして、ブラックサバスはUKの音楽評論家からは酷評されました。UKの音楽評論家は特にハードロックやヘヴィメタルを酷評することで有名で、たとえばクィーンがデビューしたときは「このバンドが売れたら帽子を食べてもいい」という有名な評論があります(そのあと本当に食べたのかどうか、もよく議論になりますが不明)。ブラックサバスは「まるで重金属の騒音(Heavy Metal)だ」と酷評されますが、本人たちはある時期から「重金属は俺たちの故郷、バーミンガムを思い出させる」と開き直って受け入れたそう。ある時期(1970年代後半)から当初は悪口であった「Heavy Metal」が音楽ジャンルとして用いられるようになり、これが今のヘヴィメタルというジャンルのルーツになっています。
なお、USの場合は1968年に発表されたステッペンウルフの「Born To Be Wild(イージーライダーの主題歌)の歌詞に「Heavy Metal Thunder」という単語が出てきてバイカー文化(バイクは重金属)と結びつくなど1970年時点では「ヘヴィメタル」のニュアンスが少し違ったように思います。ただ、ブラックサバスはUS進出も果たし、レッドツェッペリン(Ⅳ以降)やディープパープル(Burn以降)も超自然的なイメージを取り入れていく。そしてUSでも1972年にNYから超自然的なイメージを取り入れたブルーオイスターカルトがデビューして「ヘヴィメタル」のイメージは「超自然的なテーマ、超人を扱ったもの」という要素が強まっていきます。
そんなメタルの黎明期から活動するオジーオズボーンですが、すでに70歳を超え、2020年にはパーキンソン病を患っていることも公開されました。オジーと同じようにUKメタル界を築いたJudas Priestの音楽的支柱であるグレン・ティプトンも奇しくも同じ病気。ほかにも1970年代にメタルの礎を築いたモーターヘッドのレミーキルミスターとロニージェイムズディオはすでに鬼籍に入っていますし、ヘヴィメタルを生み出した世代は終わりを迎えつつあります。
そんなオジーのここ2作は今までの自分のキャリアを振り返り、総括するような内容になっています。前作「Ordinaly Man」は直訳すると「普通の男」。自分の人生を振り返り「普通の男では死にたくなかった」と歌うこの曲は、ジャンルは違えど同じく70年代を駆け抜け現在も第一線で活躍するUKの音楽的英雄エルトンジョンとのデュエットでした。映像的にもオジーの人生を振り返るようなMVは感動的。
70年代のブラックサバス時代から80年代、ランディローズとの出会い、そして妻でありマネージャーのシャロンオズボーンとの出会い、アルコール依存、4輪バイクでの事故、リアリティショーである「オズボーンズ」への出演、、、。波乱万丈だったオジーの人生をプライベート映像を含めて振り返る内容になっています。
前作はこのように「過去を振り返る」内容が前面に出され、アルバムから最初にシングルカットされた「Under The Graveyard」のMVは若いころのドラッグとアルコール依存、セックス&ドラッグ&ロックンロールのロックスターライフの中で迫りくる破滅に対して、当時出会ったシャロンオズボーンとともにどう生活を立て直していったか、が再現ドラマのように描かれます。若いころのシャロンオズボーン(を演じる女優)のインタビューと回想、そして当時のオジー(を演じる俳優)のドキュメンタリー。禁断症状に苦しむオジーやフラッシュバックなど、美化されてはいるもののかなり生々しい内容になっています。
そこから2年で発表された本作。本作から最初にシングルカットされたのがこちらの「Patient No.9」。MVを見ると「帝王オジーの復活」とともに闘病生活が描かれます。Patient No.9とは「患者番号9番」ということ。まさに病棟での生活を描いたものであり、映像の中でも闘病に苦しむオジーと死の影が描かれます。震える手先も映り、パーキンソン病を感じさせる。ただ、映像の中では闇の帝王、獣人としてのオジーも描かれ(80年代以降、オジーは獣人のイメージもよく用いた)、最後は蝙蝠となって飛び去って行く(吸血鬼のモチーフ)。これは再生を意味するのでしょう。
ギタリストで、こちらも60年代から活躍するUKのギターヒーロー、ジェフベックが参加。ジェフベックという人は音色の人で、テクニカルなフレーズというより「こういう音をギターで出せるのか」という音を出せる、音の奇術師的な立ち位置のギタリストです。この曲でも独特な耳に引っ掛かるギターサウンドが満載。フレーズ的にはオーソドックスなブルースのスタイルを踏襲していますが、どうやって弾いているのかわからない音です。今はスタジオでいろいろ加工できますが、ジェフベックという人は70年代からこういう音を(エフェクター等を駆使しながらも)生演奏で出してきた人。「音に対する感覚」が鋭い。また、ボーカルメロディもいかにもオジー節という感じで、高音域も多く使った勢いのあるメロディです。
なお、ギターは土台となるリズムギターはザックワイルド、その上に乗っている独特の音色がジェフベックのギターですね。また、ベースは現メタリカ(元オジーオズボーンバンド)のロバートトゥルージロ。ベースの音が大きいんですよね。もともとブラックサバスもギター1人、ベース1人で、ギターがソロを弾いている間はヘヴィなベースがボトムを支える構造だったので、オジーはベースの音が大きいのが好きなんでしょう。トゥルージロもインタビューで「オジーはとにかくベースの音を大きくしてくれ、というんだよ。(メタリカと違うから)弾いていて楽しい(笑)」みたいなことを話していました。うねるベース。そしてドラムはレッドホットチリペッパーズのチャドスミス。聞いていてだんだん高揚してくるリズム感があります。
もう1曲ジェフベックが参加しているのが「A Thousand Shades」。こちらはドラマーはチャドスミスながらベースはプロデューサーのアンドリューワット。ややベースが大人しめながら、その分ギターはけっこう弾きまくっています。ジェフベックのソロは調子が良い感じ。最初の印象的なギターリフの音とソロが主にジェフベックと思われます。
次に発表されたのがソロとしては初となるトニーアイオミとのコラボ曲、「Degradation Rules」。2010年から2017年のブラックサバスリユニオンでトニーアイオミとオジーは共演し、ブラックサバスのラストアルバム「13」もリリースしましたが、オジーのソロ名義のアルバムにアイオミが参加するのは初めて。サバスが終焉した今だからこそリリースされた曲でしょう。この曲はギターがトニーアイオミでベースはロバートトゥルージロ、ドラムはチャドスミス。ギターはほかにプロデューサーのアンドリューワットがクレジットされていますが、ほとんどトニーアイオミの音だと思われます。初期ブラックサバスを思わせる曲で、オジーのハーモニカが入っています。同様にハーモニカが入っていたブラックサバスの「The Wizard」を思わせる曲。ただ、面白いのはこの曲はトニーアイオミは作曲にかかわっていないんですよね。おそらくアンドリューワットが「70年代のサバスっぽいリフ」を考えて、トニーアイオミに具現化してもらった曲な気がします。いかにもあの当時のちょっとサイケデリックでドゥーミーなサウンド。ただ、チャドスミスの細かいビート感覚のドラムと、ヘヴィながら滑らかに動きいまわるロバートトゥルージロのベースが80年代以降の音像を加え、2020年代のプロダクションで迫力ある音作りになっています。途中、ソロでちょっとシャッフル調になるのも大げさでないけれど変化を出していて良い感じ。
今回、トニーアイオミが参加している曲はもう1曲あります。こちらの方は作曲クレジットにアイオミも参加。Burrn!2022年10月号のインタビューによれば今回のアルバムの作曲は基本トラックはオジーオズボーンと(プロデューサーの)アンドリューワットが中心に作り、あとは基本的にリズム隊(チャドスミス、ロバートトゥルージロ、曲によってはダフマッケイガン)のオジー+アンドリュー+リズム隊のコアバンドでスタジオで練り上げていったそうで、今回参加しているギタリストは基本的に作曲に参加していません。なので、基本的にはギターパートはアンドリューワットが書いて、ゲストギタリスト※1は決まっているリフを弾き、あとはソロを弾く(ソロは各ギタリストの色が出る)という立ち位置ですが、唯一アイオミが作曲に参加したのが「No Escape From Now」。おそらく、アイオミが作ったデモをもとにして曲を作っていったと思われます。これが聞き比べると面白くて、こちらは最近のアイオミっぽいんですよね。具体的には70年代のトニーアイオミのイメージであるパワーコードを使ったメロディ展開のあるリフではなく、ヘヴィなグルーブやコード展開が主体。リフではなく曲構成で個性を主張しています。即効性はないけれどじわじわ効いてくる感じで、オリジナルサバスがリユニオン中にディオを迎えて制作したヘヴンアンドヘルのアルバムにも近いヘヴィネス感覚。また、後半思い切ったテンポチェンジがあるのもいかにもアイオミ、本家サバスの風格があります。
上記2曲は「ビジュアライズ」ということでイラストが動くだけですが、もう1曲、MVが作られたのがエリッククラプトンが参加している「One Of Those Days」。ドラマーはチャドスミスですがベースはガンズアンドローゼスのダフマッケイガンが参加。コード進行的にはオジーらしいひねりのあるコードですが、けっこうストレートなブルースベースのハードロックです。クラプトンのギターは最近にしては音数多く弾いています。独特の枯れたトーンは健在ですが、前面に出るというよりは曲に溶け込んでいる印象。最近のクラプトンのギタースタイル自体がそうですからね。
今回のアルバムの全体的な印象としては「通常運転のオジーオズボーン」。多彩なゲストは迎えているものの、全体としては前作オーディナリーマンのようなキャリアを総括するようなストーリーや新機軸はなく、90年代以降のオジーオズボーンの通常のアルバム、という印象。前作と対になっている作品のように思います。一聴するとやや地味というか、最初に耳に残るのはジェフベックが弾くギターリフ(そう考えるとやはりジェフベックの音の凄みを感じます)という感じですが、アルバム全体を通してオジーオズボーンのメロディセンスが貫かれていて、オジーの独自性を感じます。多分、前作はオジーとしても新しい挑戦をいろいろと行ってみたアルバムだった分、「本当はこうしたいのに」と思うところもあったのでしょう。今作はオジーがかなり主導権を握って作られた楽曲、アルバムという印象。
そこに花を添えるのが豪華ゲスト陣と職人技を持ったリズム隊。先日亡くなってしまったフーファイターズのテイラーホーキンスも数曲でドラムをたたいています。ザックワイルドのギター、テイラーホーキンスのドラムの曲を1曲どうぞ。この曲はテンポアップもあり、オジーならではの良曲。
オジーがいつまで現役活動を続けられるかは神のみぞ知る、というところですが、まだまだ続けていくぞという意思表示がこの「通常運転」のアルバムのように感じました。これ単体で「最高傑作」や「代表作」と呼ばれるアルバムになることはないでしょうが、前作「Ordinary Man」と本作「Patient No.9」の2枚を聞くと「ヘヴィメタルの元祖たるオジーオズボーン」の現在の音像がよくわかるとともに、1970年から現在に至るまでのメタルという音楽の拡張や歴史を感じ取ることができます。
※1 本作のゲストギタリスト
ジェフベック、エリッククラプトン、ザックワイルド、パールジャムのマイクマクレディ、トニーアイオミ、あとフューチャリングギタリストとしてはクレジットされていないがクィーンズオブザストーンエイジのジョシュアホーミも12曲目「God Only Knows」に参加
おススメ1:Parkway Drive/Darker Still
オーストラリアの大物メタルコアバンド、パークウェイドライブの新譜。オーストラリアのバンドはUK的なメロディアスなセンスと大陸的なカラッとした感覚を持ち合わせ、「わかりやすさ」があるのが特徴だと思っています。時々世界的に成功するバンド(AC/DCとか)が出てきます。本国オーストラリアではリリースしたら1位を取る常連で本作は3作連続のチャート1位。ドイツでも5位にチャートインしており、メタル大国である欧州でも受け入れられています。US、UKの人気はやや劣るようですがそれでも50位以内にはチャートイン。世界的に人気があるバンドです。
本作も活動規模に見合った力の入った作品で、ちょっとケルティックというか北欧的?なメロディが印象的。たぶん、最近のUSのR&Bの「耳に残るペンタトニックなメロディ」をイメージしているんでしょう。ヒップホップやR&Bなどの音楽も取り入れているのが特徴的。もともとメタルコアバンドでしたが現状ほとんどグロールはなく、力強くてパワーがあるアリーナロックという印象。かつメロディアスなので日本市場でも受けるんじゃないでしょうか。なんとなくかなりエクストリームなバンドの印象もありますが、実際に聞いてみるとメロディアスで聞きやすい。それほど複雑でも深みがあるわけでもありませんが、純粋にかっこよくておススメです。これだけのプロダクションで、これだけ良質なメロディとアグレッションが両立しているアルバムはなかなか出会えません。USにもこういうバンドが多数存在しますが、オーストラリアのバンドの方がもうちょっと気楽というか、娯楽性が高い気がします。USのバンドはもうちょっとシリアスな感じ。
おススメ2:WARGASM / EXPLICIT: THE MIXXXTAPE
UKの新星、WARGASMのデビューミニアルバム。既発曲もだいぶ含まれていますが、まとまった量の音源のリリースはこれが初めてとなります。とにかく存在感が強く、まだシングルしかリリースしていないにも関わらずDownload UKのメインステージでパフォーマンスしていました。UKエクストリームロック界の期待の星。ナンシーとシド的というか、ボーカル2人のキャラクターがとにかく立っています。パンキッシュな若いカップル、というイメージを具現化したような(かつ2020年代バージョン)いでたち。
エレクトロ、パンク、ハードコアなどを混ぜ合わせつつ、全体としては妙な軽さと若さがある。勢いがある音像です。アイデアは豊富に詰め込まれているものの長さは短いアルバムなのでサクッと聞けます。
おススメ3:Oumou Sangaré / Timbuktu
アフリカンブルース。読みは「ウム・サンカレ」と読みます。マリ共和国のワスル音楽の代表的な歌手。ワスル音楽は西アフリカのワスル川流域のワスル文化圏の音楽のことで、この地域にはだいたい16万人が住んでいます。コートジボアール、ギニア、マリにまたがる地域。主に女性によって演奏され、出産、多産、一夫多妻制などをテーマにしていることが多いとのこと。ウムサンカレは21歳の時にマリ出身の音楽スターであるアリファルカトゥーレに見いだされ世界的に活動を開始。グラミー賞やユネスコの音楽賞を受賞するなど世界的に知名度があり、西アフリカでは押しも押されぬ大スターです。女性の権利擁護を訴え児童婚や一夫多妻制に反対の立場をとっています。
音楽的には力強いグルーブと歌声がぐんぐん引っ張っていくスタイル。こういう音楽を聴くとアフリカ音楽はいいなぁと思いますね。ロックの直接のルーツであるブルースはアメリカ系アフリカ人たちがプランテーションの娯楽に持ち込んだギターによる弾き語りが源流とされていますが、そのさらに源流のアフリカ音楽のビートの力強さは別格です。なお、アフロアメリカンの音楽がラテン音楽と結びついた南米のラテン音楽はさらに強烈なビートを持つものもありますがそれはそれ。アフリカの音楽はもっとプリミティブな音楽の力を感じます。ちょっと日本の民謡にも近いものを感じるところもあったり。すべての人類種のルーツをたどると北アフリカの谷に行きつくらしく、ルーツがどこかに残っているのかもしれません。
以上、今週の目玉1枚、おススメ3枚でした。それでは良いミュージックライフを。