Alternative(オルタナティブ)ロック史④:90年代前半
この記事も4回目、いよいよオルタナへの転換点である90年代です。今までの記事はこちら。
Alternative(オルタナティブ)ロック史①:60年代
Alternative(オルタナティブ)ロック史②:70年代
Alternative(オルタナティブ)ロック史③:80年代
80年代後半から「オルタナティブ」や「インディーズ」が盛り上がりつつあったUS、UKシーン。一気に商業的にメインストリームになり、従来のメインストリームとの逆転が起きるのが90年代。ここでロックの大転換が起き、これ以降がオルタナティブ、いや、むしろモダンロックと言うべきか。少なくともUSでは60~70年代はクラシックロック、80年代はヘアメタルや80’sロック、80年代後半~90年代以降がオルタナティブロック、と分類されている気がします。今振り返ってみると、ある意味でもっとも世界でロックが盛り上がった時期だったのかもしれません。60年代のロックの熱狂がリバイバル、再生産され、それを巨大化した90年代の音楽産業がシステム化し、MTVをはじめとするメディアが拡散して社会的ムーブメントを引き起こしたのがオルタナティブブーム。
そんなオルタナティブがメインストリームに躍り出た90年代前半、1990~1994年が今回のターゲット。シーンの勢いを反映して名盤目白押しです。それでは見ていきましょう。
※なお、1アーティストから1枚づつ選んでいるので、前回までの記事で選んだアーティストのアルバム、および、「これだけ聞いておけばロック史がだいたい分かる50枚」で選んだアルバムは出てきません。それで絞ってもかなり今回は量が多めです。
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”もう一つのロック史”、Alternative Rock史を紐解いていきます。全10回。1966年から2019年まで、50年以上に及ぶオル…
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