女性優遇≠ダイバーシティ
仕事柄D&Iは勉強すべきテーマであるとはいえ、世間一般に言われる女性躍進には直接関わるわけではなく。そんな中本書は実に示唆深い内容だった。
特に男女比率のような表層的なものではなく、企業としての文化や学びがダイバーシティの決め手になっているとは興味深い。
ダイバーシティは至る所にある中、それをインクルージョンする素地が必要なのだ。その素地こそが企業文化といえる。
女性幹部をつくるために基準を下げるのではなく、人材投資して育てる、とはなるほどと思った。一方で、男性幹部とか役職者でも本当に相応しい人材か?と思うこともある。下駄をはかされていたのはむしろ男性ではないのか、とは最近の考えだ。
本書には実際の企業名でD&Iが進んでいる企業、そうではない企業が書かれていることが興味深い。進んでいる企業はいいとして、そうではない不名誉な記載をされた企業のこれからは注目していきたいと思う。
自分自身はというと、職務の中で透明性あるコミュニケーションの促進をしていきたいし、デザイン性のあるオフィスの推進で時代に合わせた変化も促進できるよう、頑張っていく。