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「SDGsが生み出す未来のビジネス」を読んで(著) 水野雅弘/原裕

本書からのアクションプラン
【読書を継続する】

SDGs、「17の目標」という言葉くらいしか知らないなぁ、という事でこの本を読んでみることにしました。

1、2030アジェンダから始まる。

そもそもSDGsとは、国連の持続可能な開発のための2030アジェンダというものがあり、その中にある「持続可能な開発目標」がSDGs、との事。
そこでSDGsには17のゴールが示され、さらに169のターゲットが設けられました。

「17」以外にも「2030」や「169」という数字が1ページ目から書かれており、目から鱗です。
落合陽一氏の「2030年の世界地図帳」が何故2030年なのか、ようやく分かりました。

2、価値観の変容

若者の消費心理が「安さ」を求めなくなっているらしい。
確かに今の中高年が経験した高度成長から時代は移り変わり、モノが溢れる時代になった、とはよく言われています。
今、エシカル(倫理的な価値観)でモノを選ぶ時代になったと。
これは「買う」の概念が「応援する」に近づいている表れでもある。

共感の時代ですね。精神的充足を求めている。
SDGsという将来不安への解決策を示した活動をする企業への共感が、消費活動を後押しし、新たなマーケットが広がる流れはきているようです。

3、企業の存在意義「パーパス」

企業は利益を追求すると同時に、社会課題も解決しないといけない。その共有価値こそが「パーパス」だと。
聞き慣れない言葉ですが、SDGs達成のために出来ることを考えると、それがパーパスにつながるようです。
SDGs自体が「持続可能な〜」ですから、それは社会課題そのものですからね。

4、SDGs Marketing Matrix

とはいえ、SDGsのゴール/ターゲットを実際の業務と結びつけるのはどうもイメージしにくいもの。
そこで本書はマトリックスを示し、具体的な活動の落とし込みを容易にしてくれました。
また、企業の具体的な活動事例も紹介され、時代に向き合った成功事例を知る事ができます。

5、まとめ

環境問題に向き合う事は時代の必須。
そこで示されたSDGs。
時代の流れに乗り遅れないよう、本書を読んで良かったと思います。
今回、改めて読書の重要性に気づきました。

自分の仕事に直接関わることは少ないですが、今後も読書を通じて様々な知識を吸収していこうと思います。


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