ベルカンプと池谷悠希
20年経っても記憶に残るプレー
ある日、本屋にてサッカー雑誌を手に取ると、90年代からの名選手特集をやっていました。懐かしさと共に胸の高鳴りを感じました。
そんな中、1人の選手が紹介されていました。
その選手の名前はベルカンプ。
98年フランスW杯に出場し、見事なゴールを決めたシーンは20年経った今でも覚えています。
懐かしい時代を思い出していた時、ふと頭をよぎったシーンがありました。
それが、先日引退した池谷悠希選手のプレーです。
ベルカンプのゴール ※YouTubeより
この目で見たプレー
池谷選手のプレーは4年間見てきましたが、特に印象に残っているシーンがあります。それは17-18シーズン、鳥取のシャンソン戦で見せたDFでした。
相手の日本代表にも名を連ねるエースプレーヤーがライン側でボールを持った際、池谷選手が激しいプレスをかけました(写真)。
ドリブルもシュートも出来ない相手選手は苦し紛れにパスを出しますが、すでに足がサイドラインを踏んでしまい、ラインクロスで審判の笛が鳴りました。
この試合はベンチ裏の良い席で観戦していた事もあり、まさに目の前で起きたプレーだったためとてもインパクトに残る場面でした。
(実はこのnoteで先日投稿した池谷選手の引退記事にも書いたプレーです)
2017.12.10(日) コカ・コーラウエストスポーツパーク鳥取県民体育館にて
試合はコアラーズが68-59で勝利し、年内最終戦を笑顔で終えた。
池谷選手は6得点4リバウンドで勝利に貢献した。
記憶に刻まれる
ベルカンプのプレーはYouTubeで今でも見る事が出来ます。
池谷選手がプレーしていたWリーグ。今でこそネット配信が充実し試合を見返す環境は整いつつあります。
が、今回紹介したプレー、その試合はネット配信がない時代であり、もう記憶の中でしか再現されません。
しかしこの写真と共に、自分の記憶には深く刻まれています。
ベルカンプのプレー同様に、20年経っても色褪せる事なく思い出す事ができる、そう確信しています。
池谷悠希
背番号:5
コートネーム:スカイ
三菱電機コアラーズ所属。19-20シーズン終了後、現役引退。