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【稼げる話術】(著:鴨頭嘉人)を読んで
本書からのアクションプラン
【WABを使って話す】
※W=Who 誰に向かって話しているのか
A=相手の現在地
B=目的地
9月末の鴨さんイベントで大人買いした本の1冊。
普段はYouTubeで聞いている内容を本で読むのも、また新鮮です。最重要項目は「相手の話を聴く」と受け取りました(実際「はじめに」でそう書かれている)。話術の本だけど、大事なのは「相手の話」。コミュニケーションはあくまで「相手が主体」というのがよく分かります。
1、本のタイトルより
「稼げる」というタイトルに嫌悪感を抱いた人、否定的な感情を持った人。自分とは価値観が合わないと思います。が、それを否定はしません。自分は相手の価値観を受け入れます。
そもそもお金はツールであり、自己実現のための強力なアイテム。資本主義の世の中でそれを否定する考えは、受け入れはするけど自分とは折り合わないのです。
以上、余談でした。
2、WABとは
ここからはアクションプランの話。
WAとはスピーチにおける考え方、ノウハウを指す。A地点にいる聴き手をB地点に行きたい、と思うように相手に伝わるよう話をしなければならない。そう、主体はあくまでも「聴き手」なのだ。この考えは先の読書チャレンジである「人前で話す極意」にも通じる。というか同じである。
相手が欲しいものをプレゼントするから、相手もA地点からB地点に行く行動を起こす。
つまり、話すことで相手の行動変容を促さす必要があるわけで、その際にWABというノウハウ、設計図を作る必要があるのだ。
正直この考え方は今までなかった。「今とこれから」を常に意識して話す、そんなコミュニケーションをとろうと思う。
3、聴く
ちょっと待て、と待ったをかける。
話し方のノウハウもいいが、そもそも話を聴くことが大事だ。
「聞く」ではなく「聴く」だ。
「聴く」とは主体的なアクションである。受け身ではない。
①全身で聴く
②自分の答えを持たない(言わない)で聴く
③相手の「声にならない声」を聴く
①②は意識して実行できるが、③はなかなかに難しい。普段から相手の仕草をみて、その心の声をイメージしてトレーニングを重ねるしかない。ただぼんやりと人の行動を見るのではなく、心の声をイメージして見る、聴いてみる。これもまた日々の修行である。
4、承認する
「聴く」と同じくらいに重要な要素である「承認」。相手の存在そのものを承認すること。すべての土台となる行為。人が本質的に持っている「私を見て」という承認欲求。マズローの欲求5段階説の上位2段目だ.。本書の帯にも「いいねで相手の承認欲求を刺激」と書かれているように、重要項目なのである。そして自分は普段からこの「いいね」という承認を意識している。まずは相手を受け入れようとしている。とはいえ、まだまだ言葉が足りないと感じているのも事実だ。あらためて自分の言動をアップデートさせ、コミュニケーション力を上げていきたい。
5、悩める(?)後輩へ
自分の後輩が次なるステップへチャレンジしている。傍から見た感じではそれなりに苦労しているようだ。「どう?」と様子を聞いても「しんどい」という答えが返ってくる。そんな後輩に本書を貸すことにした。この本が適切だと信じている。なぜなら、ステップアップによりコミュニケーションの範囲が拡大しているからだ。そんな後輩に本書が何かしら役立てば幸いである。
そして、自分も後輩に負けることなく勉強して自身を成長させなくてはならない。それが今の趣味であり生きがいだ。