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竜打線を活性化させるのは・・

 中日は(3月)11日、敵地・甲子園球場で阪神タイガースとオープン戦を行い、1対6で敗戦しました。これでオープン戦3連敗。開幕まで残りわずかですが、打線のテコ入れが必要かもしれません。

湿ってきた竜打線

 今季の中日は期待の若手野手がアピールに成功し、課題の打撃陣に希望の光が差し込みました。しかし、ここにきて打線が急降下。一気に竜打線の勢いがなくなってしまいました。8日のオリックス戦は1得点、9日は0点、この日の阪神戦(11日)は1得点と直近3試合で3得点と寂しい結果となっています。まだオープン戦の段階とはいえ、開幕で巨人の大エース・菅野投手と対戦することを考えると、打開策を見つけておきたいところ。キャンプの疲労もあると思いますが、1試合は竜打線が火を吹く試合を見たいところです。

カギを握るのは

 湿った竜打線を活性化させるため、カギとなる選手はプロ17年目の平田良介選手だと考えています。平田選手が昨季、病気の影響もあり、21試合に出場して打率1割5分5厘と低迷しました。かつてベストナインやゴールデングラブ賞を獲得した平田選手本来の実力を考えれば、レギュラーを獲得することは容易でしょう。しかし、身体の状態や近年の成績を考えると、長いレギュラーシーズンをフルで戦うことは難しいかもしれません。そこでチームが連敗などで流れが悪くなった時、平田選手を起爆剤として起用することで一気に打線に活気が戻るのではないかと考えています。

 平田選手は6年連続で2桁本塁打を放ったパワーと、2018年に138試合に出場して打率3割2分9厘という高打率を残せる技の両方を持ち合わせています。現在、中日の外野陣は不動の中堅手・大島選手を除いて完全なレギュラー選手はいません。経験豊富な大ベテラン・福留選手、若くて勢いのある岡林選手や鵜飼選手などレギュラー候補選手はいますが、1年間フルで活躍できるかは未知数です。そんな時に様々な経験をし、パワーと技を持ち合わせた平田選手を起用することで現状を打破する好影響を与えることができると考えています。

基本は若手選手を起用

 ただ、これはあくまで打線が湿ってきた時の打開策の1つで、レギュラーには勢いのある若手選手を起用する方が良いと考えています。岡林選手、根尾選手、ルーキー・鵜飼選手など今季の中日には未来の竜を担う若手選手が多くいます。若手を積極的に起用して中日に新しい風を吹かせる一方で、新しい風がピタリとやんだ時に平田選手を起用する。若手選手を使い続けて未来のためのシーズンとするのも良いと思います。ただ、平田選手の体調が良ければ起爆剤として起用するのも面白いと思うのですが、果たして立浪監督はどのような決断を下すのでしょうか。

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