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逆襲の2023へ ⑤投手編 #34~#41【中日ドラゴンズ】
連載企画「逆襲の2023へ」。第5弾の今回も投手編として、背番号34・福敬登さんから背番号41・勝野昌慶さんまでの4投手を書いていきます。最後まで是非、ご覧ください。
前回の連載第4弾、石森大誠さんから祖父江大輔さん編も是非、ご覧ください。
34・福敬登さん
プロ7年目の今季は過去3年間の勤続疲労もあってか、本来の姿ではない時期があった福さん。3年連続50試合登板を継続中でしたが、今季は36試合の登板に終わりました。
不安定な登板もありましたが、7月と8月は月間防御率1点台。貴重な左腕として、強力リリーフ陣を支えました。
竜のリリーフ陣は強力ですが、左腕は不足しています。福さんが抜けると、ベンチ入りの左腕が0人という日もありました。
優勝するために福さんの存在は絶対に欠かせません。本来の姿を取り戻し、再びシーズン50試合を達成してほしいです。
36・岡野祐一郎さん
5月11日のヤクルト戦で5㌄無失点。被安打0という完璧な投球を魅せ、2年ぶりの勝利投手に輝いた岡野さん。しかし、今季はこの1勝のみという結果に終わりました。
先発として出番が巡ってくるも、早々に打ち込まれ、一方的な試合展開にしてしまう登板が続いた岡野さん。1軍に定着することができませんでした。
今年のドラフトでは即戦力投手を1位で指名。先発ローテを充実させたいという立浪監督の思いが反映された指名でしょう。
来季は4年目。プロの世界で様々な経験をした岡野さんが、来季は飛躍の年にしてくれるでしょう。
38・松葉貴大さん
今季も先発ローテの一員として1年間活躍した松葉さん。移籍後最多となる19試合に登板。昨季に並ぶ6勝を挙げ、持ち味のテンポの良い投球を披露しました。
シーズン序盤は「5回までの男」として完璧な投球を魅せましたが、シーズン途中から壁となっていた6回も続投。バンテリンドームに限らず、敵地でも登板しました。
今オフにFA宣言を視野に入れているという報道がでましたが、松葉さんの力が竜には必要です。球団には全力慰留してもらい、松葉さんには来季もテンポの良い投球で、バンテリンドームを沸かせてほしいです。
41・勝野昌慶さん
今季は開幕2戦目のマウンドを任された勝野さん。立浪監督から相当期待されていると感じましたが、4月27日の阪神戦で負傷降板。シーズン中に1軍復帰しましたが、勝利を手にすることはできませんでした。
4月13日の阪神戦のように7㌄無失点と好投した試合もありましたが、白星が遠く、苦しんでいるようにみえた勝野さん。
150㌔に迫る直球、鋭く落ちるフォークなど、持っている素質は誰が見てもエース級です。秋のフェニックス・リーグ直前に故障離脱したようですが、来季は故障なく、白星を掴んでほしいです。
【出典】