OP戦2連勝!!中堅選手輝く立浪竜(3月5日)
中日は5日、本拠地バンテリンドームナゴヤで昨季日本一のヤクルトと対戦し、5対1で勝利しました。高橋周平選手(28)が勝ち越し打、山下斐紹選手(29)がダメ押しとなる3ランを放ち、アピールに成功しました。投手陣も中堅投手陣が好投し、安定した試合運びをみせてくれました。
今季に懸ける山下選手
打った瞬間に右手を大きく掲げ、喜びを表現したのは移籍2年目の山下選手。1点リードの7回、一死二、三塁のチャンスで巡ってきたこの日の第1打席。ヤクルト・石山投手が投じた5球目の低めのスライダーに上手くバットを合わせ、ライトへ本塁打を放ちました。2対1と投手戦の試合で勝利を決定づける見事な一発を放ちました。
山下選手は昨季、中日に移籍してきましたが、5試合に出場して打率1割と持ち味の打力を発揮できませんでした。今季は立浪新監督の下、本来の捕手ではなく外野や一塁を守る機会が増えた山下選手。全ては持ち味の打力を生かすため、様々なポジションに挑戦しながら出場機会を模索してきました。そして、この日も途中出場ながら1打席で最高の一発回答を魅せた山下選手。昨季の代打陣は福留選手に頼りきりだったドラゴンズ。自慢の打撃を見せつけ、試合を大きく動かす山下選手の打席に今後も注目です。
中堅投手陣が奮闘
今季の中日は岡林選手、鵜飼選手、高橋宏投手など若手選手の活躍が目立っています。しかし、「俺らを忘れるな!」と言わんばかりの投球を中堅投手陣が魅せてくれました。
先発は開幕投手に内定した大野雄大投手(33)。立ち上がりの初回、味方のまずい守備もありピンチを迎えますが、サンタナ選手を三振に仕留めてピンチを脱すると、3回に失点こそしますが後続をキチっと抑えて3イニング1失点と順調な投球を披露しました。時折右打者の外角に大きく外れる直球がありましたが、前回登板よりも直球、変化球ともにエンジンが一段階上がったような投球でした。このまま順調にイニング数を伸ばし、順調に調整してくれるでしょう。
その後37歳の谷元投手、32歳の田島投手がそれぞれ1イニングを無失点に抑えると、6回からマウンドに上がった松葉貴大投手(31)が安定感抜群の投球を披露します。昨季は移籍後最多の6勝を挙げた松葉投手。今季も先発ローテの一員として活躍が期待されていますが、持ち味の打たせて取る投球をこの日も披露しました。球数も4イニングで50球と少なく、松葉投手の持ち味が存分に発揮された投球でした。今季は勝負所となる6回、7回の壁を乗り越えた投球を魅せてくれることに期待したいです。
明日もアピール合戦を
この日は上記選手以外にも、大野奨捕手が途中出場で安打を放ち、リード面でも大きく貢献しました。若竜だけでなく、中堅選手達も活躍し、さらなるアピール合戦が繰り広げられる試合を今後も期待したいところです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?