簡単なことシリーズ:手を伸ばそう(腰から)
簡単なことシリーズ3つめは、目を使っているあなたへ。
そう「あ、なんか怒られそうでヤダ」とピンときて今このページを閉じようとしたそこのあなたへ向けています。
みなさんただ「目を使っている」どころじゃありませんよ、目を「酷使し過ぎている」のですよ。電車に乗ったらよほどのことがない限りスマホを見ているでしょう? スキマ時間でスマホチェックしますよね? スキマ時間で目を休めてる人はマレです。目を瞑って音楽聴くのだって、隙あらばやっているならば、目じゃなくて耳という一部を酷使しているのは同じです。
あなたは40才を過ぎていますか? 過ぎていない場合「目? 別に疲れてないけどなあ」と思っても、疲れています。たまにはちゃんと寝て疲れを取りましょう(ここで言うちゃんととは爆睡的な深い眠りのこと。時間の長さは関係ないです)。40才を過ぎている人でしたら「目、疲れてるよ」と素直に感じるのはgoodですが、疲れがなかなか抜けなくて、残念ながら「目が疲れてない感覚」をとうの昔に忘れてしまっているのではないでしょうか。(ここで40才という年齢に特に意味はありません。だんだん無茶がきかなくなってくるお年頃の入り口よね〜という個人的な感覚です)
私は整体に出会う前の20代の頃はサプリが好きだったので目のためにブルーベリーだのキューピーコーワiだのメグスリノキ茶だのをせっせと飲んでおりましたが、今はそういうことしてません。身一つが基本の整体生活でも積極的にやれることとして、目に蒸しタオルを当てるとか目や頭や肝臓に愉気をするとかあります。でも「薬の代わりという意識」でやるのではないところが最大のポイントです。
もう一つやることとして、活元運動や生活の中で体を動かすことがあります。目の疲れを「引き出して」「自覚して」するんです。私などはたまに目の疲れが原因のような風邪を引くことがあります。その時は猛烈に目が痛くなります。「目がっ!目がぁぁぁぁぁ〜!」という吹き出しをつけたくなるイタさです。そこでこれまでの自分の体の使い方を反省するわけです。ちなみに目の風邪を引いて猛烈に目が痛くなったあとは、びっくりするほど目が軽くなるのです。目の奥になにもない!という感覚(ここ超重要)。「ああ、目が疲れてないって素晴らしい!!」「この状態をずっと保ちたいわ〜」と思うのですが、そうは問屋がおろさないというか、使って疲れて、また取り戻って、の繰り返しです。
注)
※今現在の私の場合、目が痛くなる風邪は年に一度引くか引かないかです。
※なぜ「今現在」という注をつけるかと言うと、体は常に変わっているからです。
※風邪で体の疲れが抜けて取り戻るという感覚はやってみた人じゃないとわかりません。
※人に勧めたいけどそう簡単に勧められるものではありません。
※飛び込んでみる勇気のある人だけ自分の体で観察してみてください。
「へ〜、風邪引いたらそんなに軽くなるんだ〜?」とちょっと興味が湧いたとしても、目の疲れによる風邪を引くって、そう都合よく簡単に実現するものじゃないんです。現代生活は、病気が怖いゆえの予防第一です。予防線張りまくりで、身も心も構えすぎてて簡単に風邪を引けなくなっています(が、取り戻ることが必要であればどんな形でも風邪引きます。すごいぞ生命!)。
以下はなんの科学的根拠もない私見ですけれども
風邪を引くことで体は一旦リセットされるんだ、命はそういう力を持って発揮していっているんだという見方に立つと、
・花粉症は風邪すら引かせてもらえない体を弛ませるためにみつけた別の道である。
・手足口病が重症化しているのは水疱瘡が予防されて皮膚に出しにくくなったから。
・インフルエンザが季節を問わず現れるようになってきているのは体が風邪を引けるわずかな機会をゲットするため。
と考えられなくもないですよ、という話。
上で「薬の代わり」じゃないのがポイントと書きました。つまり、自然と整おうという機構が自分の体にあり、その自然に持っている力を発揮したり、体が取り戻るために、なにかできることはあるのかしら? と考えていく先に、愉気や活元運動があるのではないかな、と思ってます。
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今回みなさんにご紹介するのは、「手を伸ばそう(腰から)」です。腰を伸ばすのと手を伸ばすのが一緒になっています。体が固まると動かそうと思ってもバラバラに「手だけ」「腰だけ」になってしまいます。それを一つに繫げようよ!という試みの簡単バージョンです(フルバージョンは活元運動です)。ついでに腕や肩甲骨や首も弛んだらラッキーという感じです。
注)
※どうして「ラッキー」という不確定なことを言うかというと、一回で弛む場合もあればそうでない場合もあるからです。
※しかしやれば何かしら刺激は入ります。小さなことなのではじめはわかりません。
※よって一度で諦めず気が付いたらトライしましょう。
※そのうち自分で意識せず「あ、今腕伸ばしたいな」という気持ちが湧いてきます。そうしたら素直に伸ばしましょう。
注2)
※Apple Watchやその他健康監視器具もとい健康管理アウトソーシング器具に「立って体を動かす時間です」って言われて動くのと、自分で「あ、動きたい感じする」と内からの声を聞いて動くのと、どっちが自分の力を使ってますかね…。私は感覚という力の敗北しか感じません(笑 ぇナょレヽ)
ではようやく本題です。
大事なポイントは
・「腰から伸ばす」←腕だけ、手だけを動かさない
・もうこれ以上伸びないよというところまで伸ばして伸ばして伸ばして〜〜〜「ポッと力を抜く」
です。
そのポイントさえ押さえていればどの方向に伸ばしてもいいです。
が、冒頭で「目の使い過ぎ」を話しましたので、二つの固定ポーズを図で説明しています。
1つめ、両腕を耳につけて、腰からぐーっと腕をあげて指先まで伸ばす。そしてポッと力を抜く。
2つめ、両腕を広げて、肩甲骨を狭める感じの方向に腰からぐーっと腕を指先まで伸ばして、ポッと力を抜く。
これをやると、目がスッキリしたり、首に入っていた力が抜けたりして、あらびっくりこねくり回していた考えもスッキリしたなんてことになるかもしれません。
まぁあれです、自然と伸びをするのを意識的にやってるバージョンです。本来体は必要とあらば勝手に伸びをするものなのです。
3つめは、体の内側の感覚と対話する感じとでもいいましょうか、自由な方向に手を伸ばして、伸びる感じ、伸びない感じを感じ取るやり方です。1)と2)の仕上げとして一緒にやるのがオススメです。気持ちよく終えてください。指の先も一本一本、指が向いている方向に伸びる感覚でやるといいですよ。
せっかくなので、ぜひ「今」やってみてくださいませ。
今は「人に言われてやった」かもしれませんが、
次は自分で思いついた時にやってみてくださいね。
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以上、簡単なことシリーズの3つ目、手を伸ばす(腰から)でした。
最後までお付き合いくださりありがとうございました〜。
数多くの中からここに出会ってくれてありがとう!