見出し画像

ちょこっと木版画の中へ『月明かりの梅』

段々と暖かい春が近づいて来ています。玄関のドアを開けた横にはチューリップの成長を毎日見ることが出来ます。

木版画の中でも春になり木から徐々に花が咲き、うっすらと色づいてきました。

お時間よろしければ少しだけ、はがきサイズの木版画の世界へ一緒に行きませんか?木から花が咲き、夜へと移り行く姿をご覧いただけます。

まず木が植えられています


ただの墨で描かれたこの木に花が咲きます

少しだけ花が咲き始めました


枝だけだった木に
梅の花がポッポッポッと咲きます


めしべの色が付き
その周りにはうっすらと緑


咲いたお花を夜空が見守るように…


大きなお月さま


薄い青墨一色で摺られた夜空には、とっても大きなお月さま。
これだけで終わる夜空ではありません


優しい色合いのお月さま
ほんのり照らす月明かりに、梅の花が見守られてるようです


少しだけ近づいて見てみませんか?

お月さまが少し立体的に


和紙に摺ると凹凸を楽しむことができます

この木版画の題名は
『月明かりの梅』

東京の浅草は六区にお店を構える「木版館」で販売しています。

ここからは少し、木版館のwebサイトで紹介されている内容を載せたいと思います。

『月明かりの梅』
1901年に東京で出版された「日本の好きな花」の1ページを切り取ったものです。 絵は口絵画家の三島省三、文章は横浜の植物園の経営者の妻が書いたもので、経営促進のために出版が許可されたようです。本文は活版印刷機で、挿絵は上質な奉書紙で印刷したものを伝統的な摺師が摺ったもので、1ページごとに全く別の工程で刷られているのです。

木版館HPより


さらに続けて読んでみたい方は下記の木版館webサイトへどうぞ


縦で観るか横で観るかはお好みです。
私は初めに見た原本が縦だったので、やはり縦で見てしまいます。しかし、枝ぶりを見て横なのでは?と感じた木版館のデービッドさんはwebサイトで横にして紹介しております。

実際は…どちらなのでしょうね(笑)

ちなみに「木版館」はカナダ人デービッド・ブルが立ち上げた木版画工房&お店です。


では、今日の月夜もお楽しみ下さいね。


2023/3/1 wed

🌝✨🌝✨🌝

いいなと思ったら応援しよう!

ヤスエ♪カフェ
サポートありがとうございます! おうち猫ライのご飯とおやつ代に美味しく使わせていただきます ♪