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2024.08.31「TSUKUBA LIVE!」の感想。~忘れかけていた大切なことを思い出す一日。
先週土曜日(8月31日(土))、とあるご縁があり、大学生が運営するスポーツイベント「TSUKUBA LIVE!」バレーボール女子の国際親善試合を観戦する機会がありました。
スタッフの方から「試合運営に関して忌憚なきフィードバックが欲しい」という、怖いもの見たさとしか思えないようなリクエストを頂いていましたので(笑)、久しぶりにこのnoteのアカウントにログインし、書き綴っています。
大学スポーツの運営に関するレベル感はほぼ情報もなく、一方でこれまでスポーツクラブで多くのインターン生を受け入れてきた経験から、その時の様子を思い起こして当日を迎えました。
その運営は正直言って、事前の想定を良い意味で大きく裏切るものでした。そのためだからか、気づいたら6,333字という長文になってしまった点、ご容赦ください。
この動画は試合後の様子を撮影したのですが、まずはこの動画を、音量をオンにして再生して下さい。温かく、そして楽しそうな雰囲気が伝わってくると思います。
■全体の総評
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学生主体で運営されているとは思えないレベルの試合興行・運営が出来ており、お世辞抜きで標準レベル以上に達していた印象です。もちろん、細かいところを上げれば要改善点はありますが、例えばVリーグ23-24シーズンWomenの中にこの試合を混ぜても、V2上位レベル以上、V1でも真ん中くらいの運営レベルにあると感じました。入場料を取って興行を行うに十分なレベルの運営です。この方向で運営を行いつつ、改善を続けていけば、さらに魅力的な試合会場になる、が素直な感想です。
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特に印象的だったのは、スタッフのホスピタリティです。接客時の挨拶や笑顔、立ち姿勢など、接遇マナーは非常に高く感じられました。どのスタッフも高い意識と緊張感を常に持っており、例えばお客様の前を通る際には、観戦者の邪魔にならないように屈んで通る様子から、来場者に対してとても配慮が行き届いていると感じました。
こうした接遇の姿勢は、社会人が運営するトップレベルの興行を行っている者達でも学ぶべき点が多いだろうと感じるほどでした。イベント時には、QRコードのボードを持って客席の最前列まで進み、全員にしっかりお声掛けをしてイベント参加を促す丁寧な様子が見られました。ファンに楽しんでもらおうとする姿勢が行動に現れていた象徴的なシーンであり、非常に丁寧な対応は、プロスポーツの運営を凌駕する部分も見受けられました。
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バス停から体育館への木々に巻き付けられた道案内看板や、会場内にも至る所に座席案内サインがあり、「何があれば来場者は困らないだろうか」を想像して運営されていることを強く感じました。ハード面での不都合を、知恵を絞ってソフト面でカバーしようとする姿勢が強く伝わってきました。
こうしたスタッフのホスピタリティ精神あふれる接客は、来場者したお客様にも確実に伝わっていました。スタッフの接客姿勢は会場全体に温かい雰囲気を作り出し、居心地の良い会場となっていました。
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また試合前、「ワーワーギャーギャー」と賑やかに盛り上がる体育館の一角に眼を向けると、特設のミニバレーボールコートが設けられていました。ゲストに招いた”つくばユナイテッドSun GAIA”の選手と子どもたちが一緒にバレーボールを楽しんでおり、ほほえましい光景が広がっていたのでした。
試合会場も、入場者数374人とは思えないほどの熱気に包まれていました。ほぼ満員で空席がほぼ見当たらない会場・座席の様子は、選手の高揚感を高め、好プレーや引き締まった試合展開を引き出す要因となっていたことは間違いありません。対戦相手・アルバータ大学の選手が試合後のインタビューで「素晴らしい雰囲気だった」と語っていましたが、お世辞でなく本音から出た言葉だと感じました。
空席の無い満員の会場、ホスピタリティに満ちた接客、そしてスタッフ全員が来場者を楽しませようと全力で運営に取り組む姿勢。これらが来場者を、試合を楽しむ方向へ誘う要素となり、安心して応援に集中できる環境を生みだしていました。
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結果、居心地の良い、デザインされた観戦環境や会場の雰囲気は、プレーする選手達にもしっかり伝わり、集中力の高い全力プレーを導き出すことになる。
選手たちが披露する良いプレーの連続は、熱を帯びた試合内容につながり、応援の手拍子が力強くなる好循環を導く。
力強い声援は更に選手を鼓舞し、好循環の結果、関わった皆の感動と満足に至る。
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TSUKUBA LIVE!で過ごした一日を通し、こんなことを感じていました。スポーツにおける試合会場での満足度は、その会場にいた皆が作り出すもの。しかし、そのスイッチを押すのは、関わる運営スタッフの姿勢と行動が最初の大きな一歩になる、と強く感じた次第です。
多くの学びと気付き、忘れかけていた大切なことを思い出す絶好の機会でありました。素晴らしい場と時間をありがとうございました。
今後はさらに、試合運営レベルが進化していくことを期待しています。「TSUKUBA LIVE!」は、様々な競技を定期的に運営するとのことですので、関心がある競技が行われるタイミングにでも一度、現地へ見に行くのも良いかと、思いました。
「TSUKUBA LIVE!公式サイト」
https://tsukubalive.studio.site/
ちなみに安田が会場に足を運ぼうと思った全てのきっかけは、X(旧Twitter)宛に届いた一通のDMでした。
このDMを頂いた当初は「つくば市までけっこう遠いな」というのが正直な感想でしたが(自宅から会場まで約3時間弱)、熱意あるメッセージ内容に心動かされ、どんな運営が行われているのだろうと興味を持ち、具体的に足を運んだ次第です。
本人からの許可は得てないですが、どんなDMか気になる方もいるかと思うので、参考までに披露しちゃいます(さすがに機密事項の部分にはボカシ入れました)。
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