【教員発信】STEAMコース~れんこんプロジェクト2~
安田女子高校STEAMコースは、2021年4月に新設されたコースです。
安田女子高校STEAMコースでは、「社会をより良くしていくための行動がおこせる21世紀型人材」の育成を目標に教育活動をおこなっています。今回は、第三期生(高1)特別プロジェクトの第2弾として、れんこん産地の岩国へ体験掘りに行ってきましたので、その様子を報告します。
§§§ プロジェクト第1弾 食べ比べ §§§
前回は、(有)広中食品の小玉さん(本校の卒業生)にご協力いただき、茨城産のれんこんと岩国産の2種類のれんこん(中生種とシロバナ種)、計3種類を調理して、食べ比べを実施。食感の違いや味の違いがこんなに違うのかと驚きました。
§§§ プロジェクト第二弾 体験掘り §§§
前回同様に、(有)広中食品の小玉さん(本校の卒業生)にご協力いただき、れんこんについてより詳しく教えていただきました。そして、れんこん農家さんにもご協力いただき、れんこん掘り体験をおこないます。
§§§ いざ岩国へ §§§
いざ岩国へ。広島からJRで、岩国駅のもう一つ先の南岩国駅に到着。広中食品での講義の前に、れんこん畑を見せてもらい、その周辺のこと(岩国基地があることなど)を教えていただきました。
§§§ 広中食品にて §§§
広中食品に到着。ご当地キャラクターであるれんこんの妖精・はぁすちゃんに出迎えてもらました。
岩国れんこんの歴史や品種・栄養素など、たくさんのことを教えていただきました。また、広中食品でどのようにれんこんを出荷したり加工したりしているのかも教えていただき、見学もさせていただきました。産地の課題などを知り、どんな風に探究活動を進めていくのか、私たちに何ができるか、をこれから考えていく予定です。(講師は、小玉さんとそのお母様)
§§§ れんこん掘り体験 §§§
いざ、れんこん畑へ。生まれて初めてのれんこん掘りの体験にむけて、気合い十分!
れんこん掘り体験は広中食品さんの近くのれんこん農家さんのご協力で実現しました。ありがとうございます。
最初はこわごわと畑の中へ。石が多いと聞いていましたが、黒い泥状の畑で、10cmくらい足が沈んでしまうところも。2~3歩動くのも一苦労です。
れんこんはどこにどうできているか、ぱっと見では分からないので中腰でどんどん泥をよけていき、れんこんを探します。泥も重たいし、体勢がきつい!!
農家さんに教えていただきながら、徐々にコツを飲み込んでいき、れんこんを掘り出すことができるようになっていきました。
中国新聞の記者さんに取材を受けました。記者さんも写真撮影のため、裸足でれんこん畑へ入り、足がどろどろに。
§§§ ふり返り §§§
◎れんこんは1列に並んでいると思っていたが、枝分かれしていた。
◎岩国れんこんは、畑から水を抜いて掘ることを知らなかった。畑に入ったときの感触が気持ちよかった。
◎スーパーでれんこんや加工品を見ていたが、掘ってみると思ったよりも大変だった。
◎思っていたより重労働で、担い手も減っていることを知り、自分たちで何ができるか、これから考えていきたい。
◎本を読んだり教えていただいたりしていたが、実際に体験する中で新しい発見があった。
◎掘っている間は足腰がつらかったが、終わった後は体が楽になりすっきりした。足も泥パック効果ですべすべになっていた。
最後に、小玉さんとお母様にお礼を伝えて、今回のれんこん掘り体験を終えました。
■ 執筆者:安田女子高校STEAMコース主任(3年目)
教員歴24年(理科と情報、専門は物理)。
趣味は読書、好きなことは謎解き、好きな食べ物は粒あんです。
コロナ禍と同時期に発症した右の五十肩がほぼ治ったと思ったら、左の五十肩が発症、徐々に症状が悪化中。