【教員発信】 安田女子高校STEAMコース~IBL 中国新聞U35講演会~
安田女子高校STEAMコースは、2021年4月に新設されたコースです。
コースの特徴の一つが、「IBL(Interest Based Learning)」という授業で、自分の興味関心に応じて自分で目標を設定し学びを進めます。
今回は、IBLの時間に実施した中国新聞U35チームによる講演会について報告します。
【注】この講演会は、PBL(プロモ・ラボ)のメンバーによって運営されました。
◎中国新聞U35とは
今回、6/30(金)に中国新聞からU35チームの6名にご来校いただき、STEAMコースの全員に、講演をしていただきました。
まず、中国新聞U35とは、どのようなものなのかをご紹介いただきました。
・2021年11月に立ち上げたニュースサイト
・新聞を読まなくなった若い世代をメインターゲットに
・おしゃれで、ひと目で分かるよう見出しや画像を工夫
実際に、16人の方にインタビューをして、どうやったら若い世代に見てもらえるかを調査して、【情報の届け方の改革】が必要だと判断して、SNS(ツイッターやインスタグラム)での発信もおこなっていらっしゃるとのことでした。
◎記者さんの話から
具体的に記者の方から、どのような内容をどのように取材して記事にされているのかを伺いました。
・若者の苦悩
・若者の価値観
・職場の人間関係
・インフルエンサー
などをテーマに様々な記事を作っていると教えていただきました。
そして、取材をするときのコツとして、いきなり核心を突く話しはしないとのことです。まずは、雑談から始めて、雰囲気をよくしたり、人間関係を築いていって、核心へと話を進めていくのだそうです。
STEAMコースでもチェックインをする際に「社会に出ると、雑談する力も大事なんだよ」という話しをしてきたのですが、このお話のように実際の取材の現場で雑談が大事という話を聞くことができて、【雑談が大事】ということをもっと自信を持って伝えていこうと思いました。
そして、写真の撮り方のコツも教えていただきました。
・人からの目線で撮ってみる
・とにかくたくさん撮る
・手元や全体などいろんな視点、角度から撮る
など、教えていただきました。
◎グループワーク1
U35チームの方から、「授業や課題でどのように活用する?」という問いをいただき、グループワークをしてアンケートフォームを使っての共有をしました。そして、何人かの意見と質問を取り上げていただきました。
◎プロモ・ラボの取組から
つづいて、情報発信するときや記事を作成するときにどのようなことに気をつけているのかを教えていただきました。
題材として、プロモ・ラボのメンバー5名が作成した、「安田の中のすごい人」を紹介する記事を取り上げていただきました。その下書きと中国新聞U35チームの方に指導・構成していただいた後の記事を比較しながら、
・色をたくさん使いすぎないこと
・基調となる色を上手く選ぶこと
・フォントの種類や大きさも統一感を出すこと
・動画を入れるときには、短めがいいこと
・他の人の意見を聞いて、わかりやすくすること
など、たくさんのコツを教えていただきました。
◎グループワーク2
2回目のグループワークとして、「U35で発信するなら?」「自分がU35で知りたいこと」について話し合って、最後に共有しました。
・古銭やカフェについて(知りたい)
・広島の海について(知りたい)
・日帰りでいける広島の楽しい場所について(知りたい)
・STEAM教育について(発信したい)
・自分が今取り組んでいる探究活動について(発信したい)
・安田の食堂について(発信したい)
など、多様なアイディアが出てきました。さすがSTEAMコースですね!
これらのアイディアから実際にU35の記事になるものが出てくると、素敵だなぁと思いました。STEAMコースの生徒の行動力に期待ですね!!
◎さいごに
最後に中国新聞U35チームの方から、今回の講演会が新聞記事になることや、プロモ・ラボの生徒が作成した記事が7月にU35とSNSにアップされることをご案内いただきました。
そして、STEAMコースの生徒から、盛大な拍手で中国新聞U35チームへ感謝の気持ちを伝えて、本日の講演が終わりました。中国新聞U35チームの皆さま、本日は本当にありがとうございました。
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早速、翌日(7/1)の中国新聞で記事にしていただきました。
■ 執筆者:安田女子高校STEAMコース主任(3年目)
教員歴24年(理科と情報、専門は物理)。
趣味は読書、好きなことは謎解き、好きな食べ物は粒あんです。
大学・大学院時代は、赤外線天文学を専攻、できたてほやほやのすばる望遠鏡を使わせてもらいながら褐色矮星について研究していました。
未知の人と関わるときは尻込みするタイプですが、STEAMと関わり始めた2年前から一念発起して、いろいろな人と関わろうと努力しています。
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