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【教員発信】 安田女子高校STEAMコース~マザーハウス シミント広島店オープン~
安田女子高校STEAMコースは、2021年4月に新設されたコースです。コースの特徴の一つが、週に4時間おこなっている「PBL(Project Based Learning)」という授業です。
これまで、2023年3月まで(予定)の期間限定の特別コラボ・プロジェクト「マザーハウス・プロジェクト」を進めてきました。そして、2023年3月31日、とうとうマザーハウスのシミント広島店がオープンしました。
◎マザーハウス シミント広島店オープン
3月31日(金)、広島市中心部にある原爆ドームのすぐそば、旧市民球場跡地が「ひろしまゲートパーク」という公園に生まれ変わり、そのテナント群として「シミントひろしま」がオープンしました。
そして、「途上国から世界に通用するブランドをつくる」という理念を掲げるマザーハウスが中国・四国地方に初出店しました。
平日の昼間にも関わらず、とても多くの人が来場されていました。
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◎オープニングペーパー配布
2022年12月から始まったマザーハウス特別プロジェクト。STEAMコースの中から希望者11名でチームを組んで、マザーハウスやシミント広島店にかかわる方々にインタビューして、記事をまとめたものがオープニングペーパーになりました。(協力:中本本店)
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オープンの3/31はとてもいい天気で日差しが強い中、協力して作ったオープニングペーパーを生徒たちが来場者にお渡ししました。最初はあまり積極的に渡すことが出来なかったようでしたが、徐々に自信をもって自分から一歩踏み出して渡していくことが出来るようになっていました。受け取ってもらえないこともありましたが、これもよい経験です。
時には立ち止まって生徒からいろんな話を聞いてくださる方もいて、生徒たちはこれまでの活動やマザーハウスさんのことを一生懸命伝えようとしていました。生徒たちにとってかけがえのない経験になったと思います。
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◎オープン記念トークイベント
オープン翌日の4/1には、マザーハウス・シミント広島店のオープン記念イベントとして、山崎大祐さんによるトークイベントがおこなわれました。
これまでにマザーハウス・シミント広島店に関わった方々と一緒に、生徒2名も登壇させていただきました。
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このトークイベントを通して、あらためて、多くのことを気づかされました。
・原爆ドーム前という特別な場所、「時が止まっている場所」にお店があることの意味。
・マザーハウス・シミント広島店は、本当に多くの広島の人が関わり、広島の素材がたくさん使われていること。
・マザーハウスがつながりやプロセスをとても大切にしていること。
などなど
そして、生徒たちがその思いをしっかり受けとめて、「一緒に未来をつくっていきたい」とがんばってくれたことが、教育関係者として非常に嬉しく思いました。生徒たちの言葉が、心の底から湧き上がってきていることが感じられて、このような本物に触れる取組の中でこそ、子どもたちは予想以上の成長をするのだということを改めて感じました。
■ 執筆者:安田女子高校STEAMコース主任(2年目)
教員歴23年(理科と情報、専門は物理)。
趣味は読書、好きなことは謎解き、好きな食べ物は粒あんです。
大学・大学院時代は、赤外線天文学を専攻、できたてほやほやのすばる望遠鏡を使わせてもらいながら褐色矮星について研究していました。
未知の人と関わるときは尻込みするタイプですが、STEAMと関わり始めた2年前から一念発起して、いろいろな人と関わろうと努力しています。