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間接的に批判する(17)
相手の意見を批判したいとき、率直に自分の意見を述べることも大切ですが、少し相手の出方を見てみたいと思うときもあります。
そんな時は、「そんなこと言って、家族に怒られたりしませんか」とか「そんなふうにして、かえって良くない結果になったことはないですか」というように、第三者的に客観的事実を尋ねる形で聞いてみるとよいです。
その後は相手のリアクションをみながら「それは私も良くないと思いますよ」と相手の非を指摘するのもよし、「どうしてそんな結果になるのでしょう」というように、相手と一緒に自分も考えている形をとりながら相手にその行動について洞察を促すのもよしです。
いきなり批判すると相手を意固地にさせてしまいます。ポイントは直接的に批判して対決姿勢にするのではなく、間接的な言い方で協同的な態勢に持ち込むように工夫することだと思います。
文章:精神科やすだ (2006年7月27日初公開)
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