まちがった文章を書かない作文の書き方
最近、授業でも作文対策をお願いされることが多いです。
作文を指導していると、よくある相談として、大きく2つ。
一つ目は、
「何をかけばいいかわからない」
です。
もうひとつは、
「文がうまくかけない。作文を書くと変な文章になってしまう」
です。
一つ目はまた今度書いていきたいと思いますので、今回は、2つ目の、
「文がうまくかけない。作文を書くと変な文章になってしまう」
の悩みにお答えして、
「だれでもできる!まちがった文章を書かない作文の書き方」
についてお話していきたいと思います。
作文が苦手な子ほど一文が長い
作文指導をしていると、作文が苦手な子ほど作文にある特徴があります。
それは、
「文章の一文が長すぎる」
ということです。
2、3行ならまだいいですが、お子さんによっては、4、5行とズラズラ文字を書いてしまう子もいます。
実際、書いた文を音読してもらうと、
「んー、なんか読みにくい」
と本人もそこで気づくようです。
まちがえないコツは一文を短く書く
文章をまちがえないコツは、ズバリ
「一文を短く書く」
ということです。
例えば、
「私は、小学4年生で、カレーが大好きで、好きな教科は算数で、でも、嫌いな教科は理科で・・・・・・」
これだと、とても読みにくいですが、
「私は小学4年生です。カレーが好きです。好きな教科は算数です。反対に、嫌いな教科は理科です。」
こうすると、どうでしょうか。
少なくともさっきよりだいぶ読みやすくなりますよね。
変な文章になる理由は「主語」と「述語」がごちゃごちゃになるから
一文が長くなればなるほど、「主語」と「述語」に注意が必要です。
なぜかというと、一文が長くなればなるほど、「主語」と「述語」がごちゃごちゃになってしまい、よくわからない「変な文章」になってしまうからです。
例えば、
「お母さんは、洗濯物を干しながら、私は宿題をしていて、弟はゲームをしていると、『勉強したの?』と弟に聞きました。」
という文章があります。
これだと、『勉強したの?』と弟に聞いたのが「お母さん」だと少しわかりにくいです。
そこで、
「お母さんは洗濯物を干しています。私は宿題をしています。弟はゲームをしています。すると、お母さんは、『勉強したの?』と弟に聞きました。」
どうでしょうか。
さっきよりわかりやすくなったと思います。
「主語」をおぎなったこともありますが、やはり一文を短くした方がかんたんな文章であっても読みやすくなっています。
変な文章になる理由がこの、
「『主語』と『述語』がごちゃごちゃになる」
であることが多いので、なれていないうちは、「主語」と「述語」をわかりやすくするためにも、一文を短く書くことをオススメしています。
そして、誤字脱字がだいぶ減ってきたり、文全体の流れが問題なくかけるようになってきたら、一文を長くしてみたるとうまくいきます。
いかがでしたでしょうか。
作文は苦手意識をもっていることが多いので、なるべくハードルを下げて取り組めるように小さなステップから練習してもらえればと思います。
最後まで、読んでいただきありがとうございました。