前回はやらないことを決めることについて見ていきました。
今回でプロダクト・レッド・オーガニゼーションは最後です。
やること/やらないことを決めるために必要なロードマップの作成方法について見ていきいます。
そしてプロダクト主導型組織に必要不可欠なプロダクトOpsについても学んでいきます。
文字数:約6,400
参考図書
第3部 プロダクトデリバリーの新たな方法
15.ダイナミックなロードマップ
■ロードマップの意義
■ロードマップの作り方
■ロードマップは完璧ではない
16.モダンなプロダクトチームを作る
■PdMは影響力でチームをリードする
■プロダクトOps
■プロダクトOpsが実現する機能
17.行動への呼びかけ
■著者Todo Olsonからのメッセージ
<#12_Product-led Organizationの神髄の所感>
ロードマップを作る必要があることは、従来型(ウォータフォール)の開発でも、プロダクト主導型組織でも同じです。
ただ、プロダクト主導型は関係者を巻き込むことを必須にしています。
上の方でいつの間にか決まったロードマップは禁物です。
そしてロードマップを定期的に更新するプロセスについても言及してくれています。
このタイミングで「作ること」「売ること」「見せること」に集中し過ぎている、エンジニア、セールス、マーケティングの人たちに顧客課題解決のミッションを共有できる機会になるのは良いですね。
モダンなプロダクトチームではまたしても、「プロダクトOps」たる新ワードが出てきました。
結局PdMのやることが多すぎるので、「PdMを支える右腕を作るともっと効率良いよ」というメッセージとして受け取りました。
CxOが出てきて時と似ています。
CEOが出てきたと思ったら、COO、CTO、CIOが出てきて、結局CEOのやることが多すぎて、各分野でリーダークラスの人に対して権限移譲していく構図です。
結局組織は、「人」だなと思いました。
PdMが今後どんな役割の割り方を推奨されていくのかは継続的にウォッチしていきます。
なにはともあれ、今回の参考図書も最高に勉強になりました!
もう読んでいて全く飽きないです。
JMAMのPdM関連の本はこれで3冊目になりましたが、どれもちゃんとリンクして、それぞれに重要なことがしっかり記載されています。
すっかりJMAMファンになったので、今後も新しい本を見つけたら紹介していこうと思います。
参考①:PdMとは何か
参考②:ソフトウェアビジネスの組織づくり(チームトポロジー)
参考図書
参考:マガジン作りました!