PdMはありとあらゆるプロダクトに関わる情報を把握・理解・分析しないといけません。
とは言えPdM自身が優れたデザイン力、秀逸なコーディング能力まで持っていることはマストではありません。
プロダクトに関わるデザイナーと関わるためにはUI/UXのベースの知識が必要です。
これは以前まとめました。
一方でエンジニアとのかかわり方をちゃんと把握しないといけないと思い、話題の本を手に取ってみました。
参考図書
※当該記事作成後の意見
正直PdM寄りではなく、DX導入のPMのノウハウ本に近いな?と思いました。
ユーザーの課題解決をエンジニアと一緒にする、というよりは社内DXプロジェクトの成功率を上げるイメージです。
とは言え、400ページ近い本ですが、読みやすく知っておいて損はないと思うのでせっかくなので読み続けてみます!
ちなみにDXについて簡単にまとめた内容も作成していますので事前に読んでおくと良いかと思います。
文字数:約5,500
はじめに
A章 作る前に知っておくべきこと
1.作らせるのは誰か
2.システムより先に考えるべきこと
3.なぜこんなに計画がブレるのか?
B章 プロジェクト全体の進め方
1.全体フロー(今回は①、②)
C章 Concept Framing:ゴール(Why)を明らかにする
1.システム作ること≒プロジェクトのゴールか?
2.システム構築でのゴール事例
3.良いプロジェクトゴールづくりの4つのコツ
D章 Assessment:現状の棚卸しをする
1.現状調査の2つの指針
2.現状業務とシステムの棚卸しするための9大フォーマット
3.棚卸結果を基にシステムを分析する
<#1_まずは全体を把握するの所感>
「PdMとして企業の骨子となるプロダクトを熟成するために、
どうエンジニアとコミュニケーションをとるか」
を知りたかったのですが、この本は製造業におけるDX導入に苦労しているPM向けの本だと感じました。
ちょっと違ったな・・・と思いながらも、この本が話題なのは、右も左も分からず「DX導入しろ!」と言われている人が日本に多くいるのだな、と感じました。
この本を読みながら感じたのはPdM(プロダクトマネージャー)もPM(プロジェクトマネージャー)も
オーケストラにおける指揮者に似ている
と思いました。
ただPdMはさらに
・オーケストラの楽器が増えている
・会場の場の演出も考える
=エンターテインメントプロデューサーでもある
という点で大きく異なると思います。
せっかくなので、この違いを意識しながら読み進めていきたいと思います。