組織論に関する著書は数え切れないほど世の中にあると思います。
今回はそんな中でも
特に変化の激しいソフトウェアビジネスに特化した組織論です。
ただ、自分はソフトウェアビジネスじゃないから関係ないや、というわけでもなさそうです。
これだけ市場の変化が激しいので、静的な組織(組織図、マトリクス型
組織)では追いつかないです。
前回は、コンウェイの法則を足掛かりにしたチームトポロジーの概要についてまとめました。
ここからは実践寄りになっていきます。
楽しみです。
文字数:約6,400
参考図書
第2章 フローを機能させるチームトポロジー
④静的なチームトポロジー
■ソフトウェアシステムの変更フローに沿った組織
■DevOps (Development And Operations)
※参考:DevOpsトポロジー 9つのタイプ
■成功するチームパターン
⑤4つの基本的なチームタイプ
■根幹となるストリームアラインドチーム
■ストリームアラインドチームを支援する3つのチームタイプ
⑤-2 チーム運用成功のテクニック
■変更フローとチームサイズ
■既存チームを成功するチームへ変換する方法
<所感>
今回は実践ですが、すでに課題に直面している人が読むと脳天直撃かもしれないです。
あいにく、まだ私は当事者ではないので、パターンを後から見渡せるような備忘メモになりそうです。
後半の既存チームの変更手法はかなり詳細に記載されており、かなり勉強になりました。
が、しかし!
注意書きとして「トポロジーの選択検討時に組織の規模」は明記されているものの、
組織変更を人員数の問題でできない
今すぐにでも組織変更したいが、あと1名の採用が確定しないとできない
なんて状況が多いのが現実だと思います。
特にソフトウェアエンジニアの採用は日本では本当に難しいです。
私も採用をトライしましたが、結局某コンサルグループに高い年収提示で勝てずに採用できなかった経験があります。
ただ、あるべき組織像は常にリーダーは持っておくべきだし、それに向けて徐々に組織を変えていくことが使命だと思います。