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[7日目]駄馬を知る vol.35

自分の失敗パターンってありますよね。
ついつい繰り返してしまう、ありがちなパターン。
この失敗パターンを考えていきたいと思います。

名伯楽の話

名伯楽という言葉をご存じでしょうか。
名伯楽は優れた資質をもった人を見抜いて、成長させる人物のことを意味します。
この伯楽について、「韓非子」に故事が記されています。

伯楽は馬の鑑定名人で、誰もが名馬の見分け方を知りたがった。
伯楽は、気に入らない弟子には名馬の見分け方を教え、気に入った弟子には、駄馬の見分け方を教えた。

普通に考えると、逆のような気もしますが、名馬はそんなに見つかることがありません。
それよりも、駄馬を見抜けるほうが、役に立つのです。

これは、自分のことでもいえるのではないでしょうか。
自分の成功するパターンばかりに目を向けるのではなく、自分の失敗するパターンを知っておくことで、それをより良い行動に変えることができるのです。

自分の失敗パターンを知るには

行動はどのように起こるのでしょうか。
これにはパターンが決まっています。
①ある出来事や願望、問題が起こります。
②それに対して自分なりに考えます。その際、自分の思い込みや足かせが強くかかわってきます。
③そこから、どのように感じているのか、感情が出てきます。
④そして、行動を起こしていきます。
これは失敗行動でも成功行動でも同様だと思います。
しかし、失敗パターンを考える上でとても大切なパターンです。

自分の失敗パターン

僕自身の失敗パターンを考えてみます。
4月は新しい環境になり、新しい出会いもあります。
僕自身新しい人と出会うと、緊張してしまってうまく話すことができないのです。
このことを考えてみると…
①新しい人と出会う(出来事)
 仲良くなりたいという思いがある。(願望)
②話そうと思っているが、変に思われたらいやだ。(足かせ)
 話していることがつまらないと思われたらどうしよう。(思い込み)
③恥ずかしかったり、緊張したりしている。(感情)
 変に思われたくない。(感情)
④話をせずに、相手から話してもらうの待ってしまう。(行動パターン)
 黙りこくってしまう。(行動パターン)

このようなパターンで今まで過ごしてきました。
②の思い込みや足かせが失敗パターンの大きな要因になっています。
しかし、
「本当に変に思われてしまうのか」→自分の話したいことや思いを伝えればそんなことはない。
「相手の話を傾聴して話せば、つまらないなどと思われることもなくなる」→相手に興味をもって話せば、会話は楽しくなる。
など、思い込みを捉え直せば、問題が問題でなくなってくるのです。

明日から、本格的に新年度が始まります。
新しい人との出会いを楽しみながら、自分の失敗パターンに陥らないように、よりよい関係づくりに励んでいきます。

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