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そうぞうする団地(11月の記録)

11月から実験パートナーとして参加している「そうぞうする団地」の取り組みが取手市の井野団地内の空き店舗105でスタートしました。そのアーカイブ(記録)です。個人的な備忘録にもなりますが、よければご覧ください。


11月14日(木)
そうぞうする団地、初日です。お昼1時頃からスタンド屋台の組み立てを始めていると、お隣の「いこいーの」に来ていた利用者の方が手を貸してくれました。

ゆるやかに準備を進めながら2時頃にオープン。その後、いこいーのに来ていた5人の常連さん?が屋台に顔を出してくれて、蜂蜜入りのホットレモンを一緒に飲みました。

それから20分くらいすると、20代から30代くらいの男性の方が1人、屋台の看板を見て立ち止まってくれました。お茶を飲みながらお話を聞いていると1年前に井野団地に引っ越してきたそう。以前いこいーのにも一度来たことがあるようですが、普段はお仕事が忙しく、団地内での交流は比較的少ないようです。

その後もポツポツと人の出入りがあり、夕方4時くらいまでに7人、8人くらいの方が立ち止まってくれたでしょうか。団地の中にある懐かしいガチャガチを楽しむ中学生2人と少しだけ話をしたり、ご高齢の女性の方が「今はお腹いっぱいなんだけど」と言いながら、屋台の様子を気にかけてくれたりしました。

そして徐々に日も沈みかけてきたところで、小学1年生の女の子Mちゃんと、同じく1年生の男の子Hくんが屋台の前の公園にやって来ました。僕の屋台の隣りでカードゲームのコーナーを開いている黒騎士さんと一緒に遊んだり、本気の鬼ごっこをしていたら、あっという間に時間が過ぎていきます。

「もし屋台でお店をやるとしたら何やりたい?」と2人に聞いてみたら、「ジュース屋さん」「名探偵コナンか、ドラえもんをみんなで観たい」という答えが返ってきました。

そして「明日は学校が終わってからお昼の2時に来るから」「友達の◯◯ちゃんと、◯◯くんも連れてくる」と元気に言い残し、夕方5時を少し回ったところで颯爽と自転車を漕いで家に帰っていきました。


11月15日(金)
そうぞうする団地、2日目は雨模様ですが、お昼の2時から始まる「話しあうためのやさしいおどり」のイベントに合わせて、お隣の「いこいーの」に少しずつ人が集まってきます。

その流れでスタンド屋台にも人が流れ込み、あったかいホットレモンを飲みながら、イベント開始までの時間に雑談をしたり、僕のスタンド屋台の隣の「貸物件」の屋台にも、イベントのチラシが置かれました。

この日は、いこいーの利用者さん、スタッフさん、井野団地に住んでいるお母さんと赤ちゃん、藝大の先端芸術表現学科の学生さん、イベントの取材にやってきたカメラマンさん、URの担当者さん、まちづくりに興味があってやってきた高校2年生など、20人前後の人の出入りがありました。0歳から80代の方まで、多様な年齢層の方が共に過ごす時間になりました。


そして遅ればせながら夕方4時を過ぎたころ、昨日に続いて小学生のHくんが登場。今日も黒騎士さんと一緒にゲームをして遊んでいます。

こうやって2日間を過ごしながら、この井野団地の空き店舗がどんな場所になったらいいだろうか? 団地に住んでいる人は、どんな風に使ってみたいだろうか?と想像したり、ときどき立ち寄ってくれた人に聞いてみたりしています。

今回まずはスタートということで2日間お店を開いてみました。井野団地で過ごしてみて気づいたこと、感じたことを頼りに、これからのことを考えていきたいと思います。


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