介護の仕事と日本語
介護の仕事は難しい日本語をたくさん使います。「褥瘡」「嚥下」「咳嗽」・・・みなさんは読めますか?
「じょくそう」→寝たきりなどが原因で体に傷ができること
「えんげ」→食事を飲み込むこと
「がいそう」→咳をすること
日本で介護の仕事をすることになると、日本人でも見たことも使ったこともないことばを理解しなければいけません。
日本人が日常生活でよく使う漢字はだいたい2000個くらい。でも介護の仕事ではそれよりもたくさんの漢字や言葉を使います。その他に、日本語にしかない擬音語や擬態語(ワンワン、ドキドキなど)も覚えます。
もちろん、仕事以外でも日本の生活マナーや価値観も理解しないといけません。
つまり、日本で介護の仕事をするためにはものすごくたくさん勉強しないといけない。
もし皆さんが海外で生活や仕事をすることななったとして、そこまでできますか?わたしにはできません。
それでも日本で働きたい、特に介護の仕事がしたいと希望してくれている外国人たちはたくさんいます。日本では介護のの必要な人たちが増えているのに、その仕事をしようとする人が少なくなっています。
だから、外国人介護職は日本にとってなくてはならない存在です。心からありがとうと言いたいです。