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新しいこと、古いこと、年功序列あれこれ

表題の件について考える。


私は新しい事柄が好きだ。
新しい物、新しい方法、新しい考え方。
現時点の自分の中に存在しない何かを発見したとき、それはとても興味をそそられる対象となる。
ただし、新しい事柄を成すときは既存の事柄を成すときと比較して、個人においても組織においても大きなリソースを伴う。
故に新しい事柄が嫌いな人がいることも理解できる。


目次
 日本の社会体系
 新しい事柄が嫌いな人
 会社勤めの体験談
 年齢とともに…
 まとめ


日本の社会体系


日本の社会の体系は、全体的にまだまだ「年功序列」が強い。そのため人の入れ替わりも遅く、組織の高齢化も進んでいる。
最近では「年功序列」はあまり良いものではないという考え方の方が圧倒的に多い。
他国から見ても、「年功序列」から脱却できない先進国として日本は有名であろう。
これには、前述した新しい事柄が嫌いな人がいることが一因となっていることは間違いない。


新しい事柄が嫌いな人

新しい事柄が嫌いな人が存在する理由を思いつく限り列挙してみる。
・新しい手法を習得できない
・新しい事柄には興味があるが手が出せない状況にある(人員がいない、日毎の期日があるなど時間がない)
・既存の方法の方が効率が良い
・既存の方法の方が効率は悪いが、自分にメリットがある
プライドが高い(若手と比較されるのが嫌等)
・古を大切にする国民性が強いため
新しい事柄がなくともなんとかなっている(緊急性がない)
… …

客観的に列挙したつもりだが、マイナス面の理由の方が多い…。
既にこの時点で「年功序列」からの完全脱却は日本では不可能という結論が出てしまったようにも感じる。


会社勤めの体験談


ここで1つ私の会社勤めの体験談を記述する。
私はIT企業に10年程勤めて、その後金融業界に転職した経歴を持つ。
金融業界ではメインの収益源として融資業務が存在するが、融資業務を行う上で扱う書類は、本人確認書類、収入証明、契約書、登記関連書類など多岐に渡り、その全てが紙媒体でのやり取りとなり転職した当時は戸惑いを隠せなかった。
また、メインの収益源の業務に引っ張られたのかその他の内部の業務に関しても紙媒体が当たり前という状況だった。
業務を覚えていく中で少しずつ改善点が見えてきた頃、私は改善提案として1案を店内に周知した。
それは「日々の業務日報は電子ファイルにしましょう」という提案であった。
印刷作業の省略、押印作業の省略、現物管理作業の省略などの事務効率の向上効果を見込んだのであるが、周りの反応はあまり良くない。
改善としては比較的簡単なものを選出し、次の日から実行に移せると見込んで提案したつもりだったが、紆余曲折ありそれが実行に移されたのは半年後であった。
時間がかかった要因として、
・改善作業が日々の業務より優先順位が低いこと(人的リソースが足りない)
・周り(上司)に関心がないこと
・提案者が主体で動かない限り先に進まないこと
・法務的に問題がないことの整理が必要なこと
・他店と足並みを揃える必要があること
などがあげられる。

この中では、やはり周りに関心がないことが1番の理由なのではないかと思っている。
関心さえあれば、他の要因は自ずと除去される。
これが新しい事柄が嫌いな人の根深さなのではないかと思慮する。


年齢とともに…


また、新しい事柄が嫌いな人は年齢とともに増えていく。
これは経験値が理由であろう。
子供の場合、新しいおもちゃを与えられたとき、古いおもちゃよりも優先して新しいおもちゃで遊ぶのが普通だ。
これは経験がないため新しいおもちゃで遊ぶことのリスクを考慮できないため、新しいおもちゃがつまらなかった場合や新しいおもちゃを使いこなせるまでにかかる時間などのデメリットを考えないからである。


まとめ


これらのことから導き出される結論としては日本の社会を「年功序列」から脱客させようと考えたとき、経験を積んでいない人物で(新しい事柄が好きな人物)、新しい手法を習得できる能力がある人物で、プライドが高くない人物意思決定権を集中させることが必要ということになる。
現実社会の例でいうと、大学を卒業した能力のある新社会人を会社の役員に配置し、その後年齢と共に徐々に平社員に降格させていくというような抜本的な組織改革が必要になる……

ほら……

無理だ!!!! orz


最後まで、愚痴のような記事に付き合ってくださいまして誠にありがとうございます。
これからもよろしくお願いいたします。



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