スタンリー・クラーク・トリオ with 上原ひろみ&レニー・ホワイト 2010.11.26 1st&2nd @BlueNote TOKYO(2010.11.27)
11/26 Fri BlueNote Tokyo1st & 2nd Stage
上原ひろみ祭り2010年冬の陣、遂に始まりました!
今年は夏の陣も、新作発表も無かったので期待度パンパンです。
毎度のワンパターン画像でお判りの通りブルーノート公演。
しかも、スタンリー・クラーク・トリオです。
昨年の春にリリースされたアルバム「ジャズ・イン・ザ・ガーデン」のツアーが実現したということですよね。
生きてて良かった、神様ありがとう^^
ちょうど青山で仕事だったので(というか、そうなるよう仕組んで)
早めに会場で受付したつもりが、既に番号は20番台でした。
相変わらずの人気っぷりです。
1stステージは、滅多に座らないアリーナ席をゲッチューしてみました。
スタンリー・クラークのあまりの巨体っぷりに圧倒されながら
ド迫力サウンドを浴び放題でハァ~極楽。
2ndは毎度お気に入り隅っこのカウンター席で全体を見渡しつつ。
今回は、当然ひろみさんがお目当てですけどスタンリーの十八番、
スラップ奏法も楽しみにしてました。
念願叶って生で観れましたが、なんですかアレは!!!
でっっっかい指が、弦を下から上までデケデケデケーっと走り回る。
指じゃなくて、弦が切れるんじゃないかと思うくらいの超絶プレイ。
スタンリーの指の皮ってグローブで出来てるんでしょうか(笑)
早弾き(でいいんですかね?)も凄いけど
歌心満載でメロディー紡いじゃったりもして鳥肌です。
弓を使う場面では、どでかいベースがチェロに見えました(笑)
で、これまた伝説のレニー・ホイワイトのドラム。
ほとんど目をつぶってドラム叩いていて、その姿は瞑想するかのよう(?)
時折、薄めを開いて「ニヤッ」とするあたり、菩薩開眼って感じでした(失礼)何度かソロを振られたのに、自ら断っていたように見えましたが
あれは僕の見間違えかな?
自らが表に出るのではなく、常にメロディー楽器を意識して、
繊細な心配りをしているように感じました。
そして、ひろみさん。
サイコーです、完璧です(馬鹿なファンの戯言だと思ってご勘弁を)
ひろみさんのピアノがきっかけで、場面の色がガラッと変わったなー
と思った箇所がありました。
これはファンの贔屓目じゃないと思うんですけど、どうなんでしょう?
感じ方は人それぞれですからね・・・
いい意味で肩の力が抜けてて、ここぞという時にアクセル全開。
絶妙なタイミングでキラーパス!
サイドマンとして参加するとはこういうことなのかと思いました。
近隣の席の方々(おそらくスタンリーのファンとおぼしき方)が
「上原ひろみさんって素晴らしいですね」と仰ってまして、
それを聞きながら一人で「同感!」と思いつつ、
「ソロや彼女のバンドでも素晴らしいんですよ」と心の中で補足。
ホーンセクションが加わってからは、メンバー全員に少々緊張感があって、
それが客席にも伝播したように感じました。
ここで救世主となったのはひろみさんじゃないでしょうか。
(またファンの贔屓目かもしれませんけど)
1stの時は帰着時にハプニング発生、2ndは無事着陸できてガッツポーズ、
に見えました。
トリオの時にも「あら?これで終わり??」のような場面がありましたが、
このユルさが調度良いんですかね。
レジェンドお二人とひろみさんの個人技が光って、
あまり気にならない感じでもありましたし。
そして、やっぱりスタンリー・クラークのバンドなんだなぁと。
彼が一番光ってましたし、
そうなるべく周囲がサポートしてるのを強く感じました。
オーチャードホールが楽しみです。
Stanley Clarke(b)
スタンリー・クラーク(ベース)
Hiromi(p)
上原ひろみ(ピアノ)
Lenny White(ds)
レニー・ホワイト(ドラムス)
Yusuke Nakano(tp)
中野 勇介(トランペット)
Masaaki Ikeda(tb)
池田 雅明(トロンボーン)
Mitsuru Kanekuni(sax)
包国 充(サックス)
Osamu Yoshida(sax)
吉田 治(サックス)
1st set
1.ISOTOPE
2.PARADIGM SHIFT
3.SAKURA SAKURA
4.LA CANCION DE SOFIA
5."DUET" *NO TITLE
6.TAKE THE COLTRANE
7.BLACK NARCISSUS
8.NO MYSTERY
9.3 WRONG NOTES
2nd set
1.ISOTOPE
2.PARADIGM SHIFT
3.SAKURA SAKURA
4.LA CANCION DE SOFIA
5."DUET" *NO TITLE
6.TAKE THE COLTRANE
7.NO MYSTERY
8.3 WRONG NOTES
EC.UNDER THE BRIDGE
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