上原ひろみ THE TRIO PROJECT ALIVE JAPAN TOUR 2014 @東京国際フォーラム ホールA 2014.12.6&7 (2014.12.8)
12/6 Sat & 12/7 Sun 東京国際フォーラム ホールA
待ちに待った2014年上原ひろみ祭り冬の陣、開始!
チケットは12/5(金)の分も押さえたものの、
どうしても外せない仕事が入ってしまい、数ヶ月に渡って悩んだ末、
泣く泣く断念。
あまりにも残念すぎて、心に大きなキズとなって残っていましたが、
2日間のライブが治療してくれました。
土曜日は下手側前方の席。
心配していた音響面は、いつもよりは格段に良い感じ。
でもやはりピアノが少々聞こえづらいかな?という印象。
日曜日は1階後方やや上手寄りで、音響は完璧。
その分、日曜日のライブの方が良い印象でした。
「Warrior」が1曲目というのは意表を突かれた感がありますが、
アルバムの中でもお気に入りの曲なので嬉しかったです。
孤高の人、というか、凛とした佇まいを持った曲だと思うのですが
それがひろみさんと重なるんですよね。
「Player」が、より一層ライブ向きに変貌していた気がします。
スリリングさ、キメの完璧さに圧倒される。
なんだかトークにも磨きがかっている様子で、
差し入れが食べ物ばかりで楽屋がお菓子祭りだとか、
アンソニーがトンカツ、サイモンは手羽先が好きだとか
食いしん坊ネタ満載。
他、「Seeker」のロックスターっぷりや「Wanderer」のエモーショナルさや
「Margarita!」の変貌っぷりなどもあり、
そうかと思えば「Move」「Voice」「Flashback」の進化系もあり。
ミシェル・カミロの影響でラテンのノリが色濃くなったかな?と感じたのは
気のせいですかね?
こうして興奮がピークになった頃・・・「Firefly」ですよ。
感動。
曲が開始してしばらくの間、ほぼ1オクターブに限られた狭い音域の中で、
和音でなく単音だけで展開されていく静謐な世界。
1人の奏でるppの数音に、息を潜めて聴き入る5000人。
日曜日は、「Firefly」の演奏後に舞台袖から再登場したアンソニーが、
ひろみさんに深々とお辞儀。その姿に涙出そうでした。
そしてラスト「ALIVE」
年末年始のブルーノートの時には曲名は明かされず
「一番の難曲」と紹介されてました。
それが今や、演奏が凄すぎて難曲に感じられないほどに
変貌を遂げているわけですから、
当然の成り行きとしてスタンディングオベーションしますよ。
アンソニーも、サイモンも、100%以上の力を振り絞っているのが
十分すぎるくらい伝わってきました。これぞ魂込めた音楽!
特にサイモンのドラムはあり得ない展開が多すぎるし、
どんだけカウントが正確なんだろうと、良い意味で疲れました。
このトリオは無限大というキャッチコピーに偽り無しです。
アンコールは「Life Goes On」よりも「Spirit」に1票だったかな。
毎回書いてますが、今回もまた、感動が更に上の感動に更新されました。
上原ひろみ冬の陣、もう少し続きます。
生きているって素晴らしい!
12/8追記:
オフィシャルブログに、矢野さんと、なんとあのツィマーマン氏が
ライブに来ていたことが書かれてました。
矢野さんとの仲良しっぷりは周知だと思いますが、
ツィマーマンは驚きです。
ピアノソロの頃、ツィマーマン氏がひろみさんを絶賛していたのは
何かで読みましたが、こうやって実際にライブにも来たりするんですねぇ。
Set List
1. Warrior
2. Player
3. Dreamer
4. Seeker
5. Move(12/6) Flashback(12/7)
6. Voice(12/6) Move(12/7)
7. Wanderer
8. Margarita!
9. Firefly
10. Alive
EC. Life Goes On(12/6) Spirit(12/7)