上原ひろみの愛するラーメン店(2007.2.4)

【2011年11月追記】
何年も前に目黒の丸畦ラーメンは閉店したようです。
検索の結果、この記事を読まれる方も多いようですので追記しました。
予めご了承下さい。


* * * * * 

目黒にある『丸畦ラーメン』

ここは、ジャズピアニスト上原ひろみが愛してやまないラーメン店である。


数年前、ひろみさんがテレビ出演した時、
番組の司会者に 「好きな食べ物は何ですか?」と聞かれて
即座に「とんこつラーメン!」と答えていた。

彼女の使っているMacのデスクトップにもラーメンの画像が。

それを見た司会者が、そんなに好きなの?と半ば呆れていると
「皆さんは、いつでも食べられるからそう思うんですよぉ」と、ひろみさん。

ご褒美にラーメンが食べれる!と思って日々がんばっている、
というようなことも言っていた(と思う)


NY在住、おまけにライブで世界中を飛び回っている彼女が
帰国した時には必ず立ち寄ると言われているラーメン店。

昨年のアジアツアーの打ち上げも、ここで行われたらしい。

そんなにまで彼女が惚れ込んだラーメンを、一度は味わってみたい!!
そう思うのはファンとして当然だろう。


というわけで、とうとう行ってきたのだ。

目黒駅から坂を下ってテクテク歩いて行くと、看板発見!


実は、ここに来るのは4度目。
1度目は2年前かな? 先のテレビ放送を見た直後。
しかし、残念ながら休み。

2度目、先月末。
12/24のライブでクリスマスプレゼントが発表された。
1月末日まで、チケットの半券提示でトッピング無料との事。
本気でトッピング無料にしてもらうつもりは無かったのだが、
期間中に行ってみようと思いトライしてみたら、またしても休み。

そして先週の火曜日。
3度目の正直に賭けてみたのだが、またしても休み。

・・・なんか、おかしい。

自分のくじ運の悪さには自信満々だし、
休日ばかりをこんなにピンポイントで的中させられるわけがない。
その晩、結構遅い時間だったのだが、店に電話をしてみたら
休みのはずが繋がった。

寿司屋のように威勢の良い店員さんによると、
15時半から18時半までは休憩時間とのこと。
外回りの途中で立ち寄るから、いつも休憩時間にぶつかっていたわけだ。
最初から電話で確認しておけば、無駄足踏まずに済んだのだが
なぜか電話をしてから行くのは嫌だった。
こういうのは、ふらっと立ち寄る感覚を大切にしたいという
妙がこだわりがある。

しかし・・・夕方の6時前後、
ラーメン激戦区の目黒にあって、競合店は皆営業しているというのに、
しかも客も結構入っているというのに、大丈夫なのだろうか?

店先の看板にも、営業時間やら電話番号やらは見受けられない。
104で電話番号を聞いたら「お届けがありません」だって。
商売っ気がないのかな・・・

このような紆余曲折を経た先週の金曜日、
ようやく営業中の丸畦ラーメンに辿り着いた。

店は思った以上にこじんまりしていて、カウンターのみ。
2階もあるようだが、客に開放しているのかは不明。

お客さんは自分の他に2人程度。 ほらぁ・・・
行列してなくてホッとしたけど。


注文したのは、ラーメン味付き煮卵入り。
携帯で写真を撮ると「パシャ!」と音がするので恥ずかしいのだが、
それでも撮らずにはいられなかった。
これが、矢野さんと「ラーメン食べたい」を演奏している時に
ひろみさんの頭の中に浮かんでいたであろうラーメン様のお姿!

肝心のお味は、豚骨ベースでありながら、独特の臭みはまったく無い。
なんと言っても、これがうれしい!
スープはコクがあるのにマイルドで、意外とサッパリ系だ。
麺は細麺ストレート。柔らかめに茹でてある感じ。
噛むと味がジュワっと出てくる焼豚、
そしてそして、味付き煮卵が美味。
半熟の黄身が甘くてとろとろりんでございます。


と、わかったようなことを書いておりますが・・・

普段、ラーメンはほとんど食べない。
決して嫌いなわけではないのだが、
食べるとしたら魚介類系のダシの醤油ラーメンをチョイス。

おまけに、味音痴ときたもんだ。

なので世間一般の評価はわからないが、自分的にはおいしかった。



壁には、ひろみさんのチラシが貼ってあり、
マガジンラックにはツアーパンフが。
それを見たら、一挙にファン心理が盛り上がってしまい、
「自分は上原ひろみさんの大ファンなんです!」と
店員さん(たぶん店長さん)に話しかけようかとも思ったのだが・・・
結局、何も言えずに店を後にした、シャイな自分なのでした。



この椅子に上原ひろみが座ったかもしれない、とか
ひろみさんもこの壁を眺めながらラーメン待ったのかな、とか
揚げニンニクはどんくらい入れたのかな、とか
あれこれ思いを巡らせながらラーメンを食する。

それだけで僕の胃袋も、そしてファン心理も、
思いっきり満たされたのでした♪

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