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上原ひろみ SAVE LIVE MUSIC ~Since 2003~ @BlueNote TOKYO 2020.9.12 1st, 9.14 2nd, Live Streaming 9.16 2nd

始まれば終わる。
ブルーノート東京、連続公演の最終プログラム「Since 2003」。



ひろみさんのデビューが2003年。
ブルーノートニューヨークで初めて演奏したのもこの年だったそうで、
これをきっかけに世界中のブルーノートで演奏をするようになり、
今年で17年目のお付き合いになった、とのこと。

そのブルーノートへの様々な想い、
コロナ禍の現状にあって世界中の人々に伝えたいメッセージとエール、
お世話になった人と音楽そのものへの感謝、
このような観点で、ご自身の歩みを振り返ったのだろう、と僕は感じました。

「Spectrum」「PLACE TO BE」などアルバムをテーマにしたものと違って、
どんな曲が演奏されるのか全く予想がつかないわけで、嫌でも期待感が増します。
ライブ前からSET LIST を勝手に予想してましたが、
僕の予想というか願望が的中したのは、たったの2曲。


というわけで、まずはブルーノート東京 9/12 Sat. 1stステージ。
本プログラムの初お目見え公演。

またしてもご褒美をいただけたようで、今後は二度と無いであろう超良席。


Artist’s Cocktailはレモンベース。
ビタミンCで栄養補給して、これからもがんばりましょー!ってことかな?

ひろみさんは、トレードマークであるお馴染みのヘアースタイルで登場。
さあさあ、オープニングナンバーは何?と心臓バクバクさせていると
「・・・」とピアノに祈るひろみさん。
ひょっとして初っ端からバラード?と思ったら、その通り。
だからBALLADSでこの曲やらなかったのか、と。
東日本大震災の後も、この曲に癒されたなぁ。。

6曲目、聴けたら嬉しいなと思っていた、あの曲登場!
アーマッド・ジャマル、そしてトニーとマーティンの顔を思い浮かべながら。

続いて、これまた待ってましたのラテンナンバー、ぃやっほーぃ!
あぁ、本来ならここからはマーティンのドラムソロなんだけど、
もう聴けないんだったなーと思ったら、ひろみさんの手拍子が。
なるほど、ナイスアイディア!
全員参加で盛り上がりました、最高、最高、最高!

曲のラスト、ゲンコツで鍵盤を上った勢いに乗って
ひろみさんがステージ前方に駆け出してきて、
まさに僕の目の前で立ち止まりました。
後方からのライトで照らされたその姿は後光が射していて、まさに神!

アンコールも僕の浅い予想とは全く違う曲が選ばれていて、
こう来たかぁぁぁ、なるほど~という感じでした。

全ての曲を演奏し終わった後、ひろみさんがピアノをトントンとタッチ。
ピアノに「お疲れ様、一緒にがんばってくれてありがとう」
と言っているかのような、心温まる光景でした。

ああ、もう、感動と感謝しかありません。
しばらく他の音楽聴きたくない。
(と毎回同じこと書いてしまいますが・・・)


今回は記念にテイクアウトの弁当を奮発してみました。
題して「HIROMI'S FAVORITE BOX」

全てが美味しいし、何よりボリュームたっぷりで超満腹です。
特にピアノの鍵盤のチーズケーキがブラボー。

1stセットは開始時間が早まっている分、
帰宅後にテイクアウト弁当食べるのにちょうど良い時間。
ライブの余韻にも存分に浸れました。


実は、先月のMISIAのライブの時に、
ジャムセッション会員のポイントが溜まったので、ご招待状をいただきまして。
(招待状のデザインて、定期的に変わるんですね~)

せっかくなので、ひろみさんの公演の空席があればなぁとダメ元で電話をしたら
運良くカウンター席を予約できました。

というわけで、ブルーノート東京でのMy千秋楽は 9/14 Mon.2ndステージ。

初めてブルーノート東京のオリジナルビール「セッション」を飲んでみましたが、
これ、めっちゃ美味でした!!!

カウンター席は、ちょうど会場のど真ん中付近。
一段高いところから全体が見渡せるし、音響も好きです。

MCが、なぜか噛み噛みになってしまったひろみさん。
客席から「がんばれー!」と声が飛ぶと
「久しぶりに”がんばれ”と言われてしまいました、
なつかしいですね」と仰ってました。

2回目は展開がわかっているせいか、より深く曲に没頭できた気がします。
それと、アルコールが適度に回ってテンションがいい具合だったこともあってか、
すごーく楽しかったです。
この日も「Dancando~」のあまりの熱量に、危うく呼吸するの忘れそうでした。
もう思い残すことはありません!
(と自分に言い聞かせる)


これで、SAVE LIVE MUSICの4プログラムを会場でコンプリート。

自分が体調を崩すと、この公演の継続に迷惑をかけるので、
聴く側としてもかなり緊張して日々の健康管理に気を配りましたね。
幸い健康な状態でライブに参加できてホッとしてます。
コロナ絡みだけでなく、悪天候による中止とかにもならなくて良かったです。


そして、 Live Streaming 9/16 Wed. 2ndステージ。

本当の本当にこれがラスト。
なんていうか、お祭り気分で楽しませていただきました。

ひろみさんの魂の叫びが一層派手で、「美女が野獣」ですね。
そして、何度も書きますが、70分がこんなに短く感じることってありますかね?
もっともっと聴いていたいけど、音楽的な満足度は高いという相反する気持ちを
どこにどう持っていけば良いのやら。

 今は霞がかかっているけど、必ず光の射す時が来る。
 いつも全力投球していれば、なるようになる。
 嵐の夜は怖いけれど、お気に入りを想像すれば楽しい気持ちになれる。
 まだ見ぬ自分を探し続けていこう。

 ライブ音楽へのリスペクト。
 いつも笑顔で愛に溢れた人へのリスペクト。

 楽園で踊ろう!
 そして、これからも上を向いて歩いていこう。

と、僕は解釈して、メッセージを受け取りました。
たった1台のピアノが、こんなにも多くのことを語ってくれたことに
あらためて驚くばかりです。
ライブごと一期一会の音楽の旅に感謝。

そして、ブルーノート東京での公演が最後まで無事に完走できて何よりです。
ひろみさん、そして関係者の皆様、おめでとうございます!

困難な状況にもかかわらず、素晴らしい音楽を届けていただけて感謝です。
音楽、それも生ライブのおかげで、
以前の日常がほんの少し取り戻せた気がしています。

ひろみさんとの、その日その場所でしか生まれない音楽探しに、
これからもずっと、ご一緒させていただきます!
(どうかチケット運に恵まれますように)



SET LIST
@BlueNote TOKYO

1. Haze
2. What Will Be, Will Be
3. My Favorite Things
4. Seeker
5. Cantina Band
6. Love and Laughter
7. Dancando No Paraiso
EC. 上を向いて歩こう

※ちなみに、スタッフさんに確認したのですが、開演前のみ場内の写真撮影OKだそうです。

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