Hiromi's Sonicbloom JAPAN TOUR 2008 FINAL 2008.12.28@東京国際フォーラム ホールA (2008.12.29)
12/28 Sun 東京国際フォーラム ホールA
2008年の上原ひろみ祭りも、遂に最後。
大好物を目の前にして、食べると無くなってしまうが、
食べたい衝動が抑えられない、
そういう心境の中、だだっ広いホールAへ。
昨年同様、ステージの両サイドにモニターが設置。
そして11/23同様、BGMはアルバム「BEYOND STANDARD」の収録曲の原曲。
演出(?)もセットリストもソロ曲を除いて11/23と同じ。
でもでもでもでも・・・中身は全く違う!
当たり前の話しなんだけど、当たり前という一言で片付けるなかれ。
今日のギタリストはフューズ先生。
待ってました、フュ~~~~~ズ!!!
Caravanでのエッチなギターが聴けて嬉しい。
トニーは、疾走感漲る爽やかなソロはもちろん、
フォワフォワ音色の早弾ソロがカッコ良かった!
マーティンは、本番でバチを2度すっ飛ばした後、
曲間にバチを飛ばすフリして遊んでました。
今日は、曲中での4人のコミュニケーションが、
僕にもちょっとだけ読み取れたところがあった。
「ああ、こうやってアイコンタクト取ってるのか」と。
というわけで演奏は、いつも通り、最高!!!
そして、これまたいつも通り、聴く度に更に最高になっている。
熟れているのに、マンネリ感は微塵たりとも無い音楽。
凄まじい集中力と緊張感に張りつめていながらも、
4人が共有した時間によって深まったのであろう信頼感を感じる。
こういう、取って置きの音楽に触れられて、自分は幸せだと思う。
上原ひろみという才能と同じ時代に生まれて本当に良かった。
と、毎回、同じ感想を抱く。
この気持ちを、拍手でしか返せないことがもどかしいのに、
ひろみさんは「皆さんからパワーをもらっています」と言う。
アンコールの時、一度下げた頭をなかなか上げようとしない。
今日はその時間が格別に長かった。
そして、やっと顔を上げたと思ったら、瞳がウルウルしてるし。
(これも毎度だけど)
何度も「ありがとう」というMCもいつも通りだけど
この温かさがあるから益々上原ひろみのファンになっていく。
くどくて申し訳ないが、様々なことが「いつも通り」だったライブだが、
その「いつも通り」の質が、格段に深まっているのを感じた。
これに尽きる。
2008年は、新アルバムが発表され、
上原さんサイン付き家宝CDが1枚増え、
春のチック先生との武道館、
夏の東京Jazz、ホールC、コクーンでの熊谷さんとの共演、
そして今日のホールAと、5度も生ライブも体験できた。
こんなに何度もワクワクを与えてもらえたことに、心から感謝。
個人的にあまり良いことの無かった1年だったが、
上原ひろみ関連が充実していたことで、
嫌な思い出より楽しかった思い出の方が印象に残る年に出来たと思う。
上原ひろみさん、本当にありがとう。
そして来年も、ワクワクする音楽を聴かせて下さい。
1st Set
1. Intro ~ Softly as In a Morning Sunrise
2. Led Boots
3. Clair De Lune
4. My Favorite Things
5. Ue Wo Muite Arukou
2nd Set
6. XYG
7. Double Personality
8. I've Got Rhythm (solo)
9. Caravan
EC 1. Place To Be (solo)
EC 2. Time Out
EC 3. Return of Kung-Fu World Champion