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怖いという気持ちを大切に

こんばんは。

私は怖がりです。
もちろん誰しも怖いものがありますよね。
人間だけでなく動物は皆怖いと感じるものがあって、これは動物の本能ですね。

山歩きが好きなのに、出発前に急に怖くなって行くのをやめてしまったことが何度かあります。
あまりに悔しくて涙が止まらなくなりました。子どもだったな…

「怖さ」を乗り越えることができるのは、動物の中では唯一、人間だけだと何かで読んだことがあります。怖さを乗り越えられない奴は人間じゃない!だから勇気を振り絞れみたいな感じで書いてありました。
それは「勇気」ではなく「無謀」です。

山歩きの経験から思うに、怖さを忘れた人ほど怖いものはありません。怖さが伴わない勇気は「無謀」だと思います。

逆に、怖さがあるから予想もするし備えることができる。
是非を判断することができる。
怖さがあるから手を打って乗り越えることができる。
これが、人間だけができる怖さの乗り越え方だと思うのですね。

勇気がない奴は弱いわけじゃない。
勇気がある人は、ただ怖さを押しこめているんじゃなくて、怖さに対して手を打っているから、堂々と行動できるんですよね。
たぶん。

傍から見て「勇気があるな~!」って人は、意外と淡々と、冷静と構えていることが多い気がします。
本人は勇気を出しているなんて思っていないことが多くて、勇気とはある意味、確信みたいな気持ちなのかなと思うんですね。
不測の時も、下準備があるからこそ勇気が出るのかもしれません。

勇気とは、爆発のようにドッと一気に湧き出るものではなくで、本当は、その人の深いところで、山の湧水のようにこんこんと湧き出し続けるものという気がします。

もちろん、怖さに対して完璧な対策はできるとは思いません。
ただ、とびっきりの勇気が必要な場面って、それはまだ不確実なことが多く残っていたり、準備が整っていないときなのかもしれません。
(そんな時でも一歩踏み出さないといけないこともある…。)

怖すぎて動けないのは良くないけど、怖いという気持ちを謙虚に受け止めることが、こんこんと湧き出る勇気に繋がるのかなと思っています。

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