常勝集団のプリンシプル 第1章
2021年1月10日 業界の常識はたいてい非常識
「根性や伝統」、「精神的余裕」をピックアップ!
1.根性や伝統
昔の組織は、軍隊のように縦社会や規律も厳しい時代があり、上の人の言うことは絶対という時代もあった。
大学の体育会であれば、4年生が一番上、1年生が一番下という体制となり、1年生は、基本的には部の雑用等を任されることが多いはず。
雑用だけでなく、レギュラーになるためや試合で結果を残すために、激しい練習もしている。
長年続いていたこの体制のままでは、組織というのは育っていかないのだろう。
先輩や上司といった目上の人を尊重するという基本原則は変えずに、時代の変化を読みとり、組織運営をしていくことが必要となっていくこと。
2.精神的余裕
組織に入ってくる、新入生や新入社員といった人達は、様々な理由で心の余裕はないはずだ。
環境の変化に慣れるまでは、ある程度の時間を要することになり、組織のしきたりといったことも学んでいかなければならない。
また、基本的には、新入生や新入社員が、色々な雑務をこなすことになっていると思うが、更に精神的な負荷もかかっているはずだ。
そこで、精神的余裕のある上級生や先輩が、彼らの手の届かないところをフォローすることによって、精神的負荷を軽減することができ、本来の力を発揮しやすくなり、上級生や先輩の姿を継承していくことにもなると思う。