常勝集団のプリンシンプル 第6章
2021年1月17日 最強のコアコンピタンス 組織文化のつくり方
「横の人間関係」、「与える」、「楽しさ」、「自己効力感」、「質の高い仕事」をピックアップ!
1.横の人間関係
部活動では先輩や後輩、会社では上司や部下、学校では先生や生徒といったように、縦の人間関係は存在している。
このように、縦の関係が存在しても、役割が異なるだけで対等の関係であるべきであるとアドラーは提唱している。
また、アドラーは、褒めることにより、人の能力にランク付けをしていることになり、行動の目的が、他人から褒められることにフォーカスするともしている。
本来は、自分のしたいことにためにしている行動が、変わってきてしまうと、人の足を引っ張って這い上がろうとするなどでチームワークは良くならないだろう。
2.与える
いすとりゲームのように奪い合うことにより、組織の人間関係がギスギスし活力が低下してしまうだろう。
与えるということできることで、組織が潤滑になり周囲の人達との関係も良好になっていくものであると思う。
これが一番求められるのがリーダーであり、リーダーが奪うことしか考えていないと、他のメンバーの貢献度が低くなり、リーダーは利用されるだけになってしまうであろう。
リーダーやトップの率先や推進によって、組織の土台を作り上げていくには重要な役割を担っていると思う。
3.楽しさ
全てのことが楽しいと思えることは少ないと思う。
その目標達成のために、苦手なことや辛いことを経験しながら取り組んでいくことになり、大変なことの方が明らかに多いはずである。
しかし、自分が目標達成のために、困難な状況を迎えたとしても、楽しさだけでなく、充実感や好奇心等があることにより、ボジティブに考えられるようになるのだろう。
4.自己効力感
自己効力感には、「自己受容」と「自己肯定感」が欠かせないと言われている。
自己受容とは現在の自分とありのままに向き合うことであり、自己肯定感とは自分の価値や存在を高めることであり、現在の自分とフラットな状態で向き合い存在を意識することで、信頼や貢献にもつながると思う。
これを更に高めるには、計画的にしっかり準備すること、自主的に経験を積み重ねることは大事になってきて、大きなアドバンテージになるのだろう。
5.質の高い仕事
東京大学の名誉教授の伊東元重氏が、2012年3月8日の日本経済新聞「経済教室」に寄稿した「革新否定では未来見えず」において、働くという概念は「レイバー」、「ワーク」、「プレイ」の3種類と定義づけている
この中で、プレイというのは、人間にしかできない仕事の質を高めていくことが、今後は必要になってくることは間違いないと思う。
プレイの担い手は、プレイヤー=人間であり、昨今のグローバル化や技術革新により、仕事を奪われる機会が増えてきているため、組織の理念やビジョンを決めたら、リーダーは現場に任せサポートしていくことが必要だろう。
現場には自主性と裁量性を与えて、口出しすることも我慢することも大切になる。