【温泉ソムリエおすすめ!】気分で選ぶ温泉・銭湯(関東版)vol.11~大田区以外の東京の黒湯に浸かる~

■関東で黒湯と言えば、大田区蒲田

東京において一番銭湯の数が多いのが、大田区の36軒であり、
多くの銭湯では温泉を楽しむことができます。

東京の地下深くには古代の植物が溶け込んだ化石海水型温泉があり、
それを汲み上げることによって黒湯を味わうことができています。

地下深くに水溜りもしくは水脈としてあると考えられているため、
東京のどこから掘ってもある一定の深さまで掘ると温泉が出て、
ほぼ同じような成分となることが多いです。

そのため、黒湯であれば、
ナトリウムー炭酸水素泉(冷鉱泉)であることが多く、
(現在は、法改正ににより含ヨウ素が頭につくこともある)
療養泉に該当しない成分量であれば、
メタケイ酸での温泉として認定されることがしばしばあります。

そのため、銭湯数2位の江戸川区であったり、逆側の府中・調布辺りでも
黒湯を楽しむことができます。

ただし、この5年間で各区で10軒ずつの銭湯が潰れているため、
いつまで楽しめるかも不安となるところです。

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