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【お風呂小噺】温泉水×特産品

■温泉水を利用した特産品たち

久しぶりの投稿になり、すみません。
今回は、温泉水を利用した全国の特産品たちのご紹介です。

温泉は、簡単に言えば、普通の水より養分の多い水になります。
ナトリウム、カルシウム、マグネシウムなどを多く含む温泉などはヒトだけでなく、植物や魚にもいい温泉もあります。

ただ、養分が多いためにそのままの利用は難しく、
温泉熱として利用された農業などは多く行われてきましたが、
現在は、最新の技術と長年の努力によって、温泉水をそのまま利用した特産品も沢山出てきました。

そんな温泉をダイレクトに利用した各地の様々な特産品をご紹介します!

■温泉水ダイレクトといえば、日本酒!

温泉水は発酵を抑制する傾向にあるなど酒造りに向かないと言われることもありましたが、なじませる工夫による酒造や飲泉ができる温泉水をバランスよく混ぜた温泉酒などがあります。

こちらは比較的有名温泉であります。

旅館の料理とともに一緒に楽しめますね🍶

■努力が実った「温泉とらふぐ」

海なし県である栃木で海水を使わない養殖が発祥し、全国に広がっています。

那賀川町の馬頭温泉は、塩化物泉。
その塩化物泉、それは薄い海水なんです。
そして、温泉を利用することは養分の高さだけでなく、年間通して温度が一定な温泉のため、年間を通して養殖を行うことができることになりました。

現在では、札幌や愛媛にもあるため、
お近くの方はぜひいかがでしょうか?

ふるさと納税の返礼品でもあるため、一度お調べください。

■温泉で育てる野菜「庄内おんせん野菜」

富山県の西部 庄内清流温泉では源泉水を肥料として育てることに成功しており、となみブランドの認定品目になっています。
庄内清流温泉はマグネシウムとカルシウムが多く、かつバランスがいい温泉のため、様々な野菜を育てることができます。

また、種類も多く、
玉ねぎ(6~9月)、とうもろこし(7~8月)、とまと(10~12月)、キャベツ(10~5月)、大カブ(10~12月)、しょうが(10~11月)、小松菜・水菜・春菊(10~2月)
と一年間野菜の収穫がされています。

この野菜は道の駅で買ったり、食べたりできます。


飲泉だけでなく、温泉の成分を摂取することで健康を目指して、
旅行と共にお土産にもいかがでしょうか。


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