『未来を創るお笑い改革〜日本の笑いを「おもろい」から解放せよ〜』vol5
本書の意図、それは「笑い」「お笑い」「面白い」「おもろい」を区別すること。
そして、「芸人」「お笑い芸人」「テレビ芸人」「よしもと芸人」「おもろい芸人」も体系化し前提を整えることにある。
それによって、日本社会の様々な事象に対し、より解像度を上げて捉えることができるだろう。
特に、「おもろい」の副作用は日本社会に影響を及ぼしている。
しかし、数十年後にはいよいよ自然淘汰されるだろうが、
あの2000年代から松本人志退場期まで席巻していた「おもろい至上主義」は
実は何だったのか。
それを理解しておくことで、おもろい脅迫観念が少しでも自分の中にあることがあれば、
あっけらかんと解放してしまって結構だ。
全体として、「おもろい」や「おもろい芸人」の定義、その特徴を列挙し言語化していく。
1人でも多くの方が「おもろい芸人」の存在を理解し、
その井の中の彼らを虚心坦懐に捉えて欲しい。
決して、「おもろい芸人」が日本のお笑い文化の最高峰などではない。
松本人志をトップに据え、ヨシモト工業がスケールさせ、
テレビ業界の黄金時代を作ったことで、大きな光輝く存在となった。
その一方、当然ながら、「闇」も表裏いったい生まれ、
社会影響を及ぼす大きな存在感となった。
その「おもろい芸人」の「闇」を明らかにしていく。
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