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『未来を創るお笑い改革〜日本の笑いを「おもろい」から解放せよ〜』vol.4

項2本書で扱うテーマの重要性
目1:社会的影響の広がりと深刻さ
社会的に「おもろい」という商品が、「お笑い」そのものを称する状態。
「おもろい」がコミュニケーションの高さを図るステータスという状態は続いてきたし、日本全土に広がっているのは、十分に体感していることではないか。

後述するが、「ツッコミ」や「ドッキリ」など、本来ただの暴力にも、これまで私たちは、「お笑い」だと認定し、ゲラゲラ笑ってきたのである。
これは、深刻な悪影響の一つである。人の頭を平手打ちで叩くことや、殴る、蹴る。これを私たち日本人は高度なテクニックとしてきたのである。また、「ドッキリ」というのも、早急に否定されるものである。「密室に閉じ込めてそれを観察する」「先輩が後輩を呼びつけて、怒鳴り、相手が泣いたタイミングでネタバラシ」
ドッキリを受けた方は、震えが止まらない。それを見て笑う。

これは、「おもろい」に限ったことではなく、テレビのバラエティという一つ上の階層の問題ではあるが、「水曜日のダウンタウン」など、その風潮を牽引してきたのは確かだ。


目2:問題が読者に与える影響

私たちは、前述した文化を、おもろい至上主義を正しく認識し、早急に否定しなくてはいけない。これまで「ノリが悪い」や「嘲笑」「冷笑」などでイジメという暴力で、多くの命も絶たれてきている。「おもろい」という商品全てに、その原因をなすりつけることは決してしない。
しかし、2024年、ドッキリがまだ許されている日本、お笑いと評価されている日本。暴力と笑いが混同している日本。
しっかりとお笑いの定義をしない限り、今後も落とさなくてもいい命が落とされるし、バイオレンスが野放しにされるだろう。

こんな小さい様な問題だからこそ、しっかり認識する必要がある。

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