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ウルフルズの笑えればとの思い出
自分にはいくつか特別な曲がある。
ディズニーの曲の中で最も好きで、いつでも幼い頃の美しい記憶を蘇らせてくれる星に願いを。
はじめてギターの弾き語りの練習をしたサザンオールスターズのいとしのエリー。
他にもいくつかある。
その中でもとりわけ自分の心の支えになってくれる一曲とのエピソードを紹介したい。
あくまでエピソードであるので曲自体の細かい解説は控えておきたい。
時は2019年の11月末。
近くのホールへパラリンピックに関するイベントを母親と一緒に見に行った。
SMAPファンである僕と母親にとって、稲垣吾郎、草彅剛、香取慎吾の3人がこのイベントのパーソナリティであったのが参加への動機であった。
一通りパラリンピックのPRが終了後、最後にウルフルズがゲストで登場し、ミニライブをしてくれた。
席がとても近く、目の前でウルフルズの演奏が見られるのが幸せであった。
バンザイ、明日があるさ、ええねんを演奏し、どれも知っている曲だったのでノリノリだった。
そして4曲目に演奏したのが笑えればという曲である。
イントロが始まった瞬間にどこかで聴いたことのあるようなないようなという感想を持った。
そんなことを考えてるのも束の間、この曲の持つパワーに愕然とした。
当時悩みが多く、自分の中だけで抱えていた。
自己肯定感が低く、やるせない気持ちでいた。
表立てでは笑っていることがあっても作り笑いばかりで、毎日がちっとも楽しくなかった。
そんな精神状態の中で生きていたのでこの曲の歌詞一つ一つが胸に刺さった。
曲全体を包み込む優しさと力強さに涙を流さずにはいられなかった。
このパフォーマンスを目の前で体感して元気づけられたと同時に、心がほんの少し軽くなった。
その後自粛期間で留学がなくなったり、世の中に制限が増え学生生活が奪われたり、この先の人生が見えなくなったりした中で心が折れそうになったこともあった。
そんなときこの曲には本当に励まされてきた。
後から調べてみるとSMAP×SMAPのレギュラー放送のラストの歌のコーナーで歌われたことを思い出した。
だから聴いたことがあったような気がしたのだ。
当時は解散が心の底から辛くて受け入れられなくてこの頃の記憶を葬っていたからすぐには思い出せなかったのだろう。
今ではこの最後の歌のコーナーでのコラボ映像を何度も見返し、日々元気をもらいいつかSMAPが権力に屈さずに再結成されることを夢見させてもらっている。
ありがとうウルフルズとSMAPのコラボ。
この間、サークルの配信ライブで笑えればをコピーした。
ずっと念願だったので本当に嬉しかった。
それと同時に自分も何かを通して他人を元気づけられたり、励ましたりできる人でいたいなと強く思った。
また自分にとって大切な曲が増えると人生はもっと豊かになるだろうね。