コロナ騒動下の株価分析①【2020年3月~7月】
本稿では期間を短く設定したうえで、その間の株価(日本とアメリカ)を分析している。株価の変動そのものは経済学の対象ではない。しかしコロナ感染が世界に拡大し、その影響で大型不況の到来が予想され始めた2020年3月から同年7月下旬までの期間、株価は極めて特異な動きを示した。前日比の平均株価の騰落幅がニューヨーク市場では2,000$以上、東京市場でも1,000円を超える日が、たびたびあった。そして乱高下を繰り返しながら3月につけた最安値から7末にかけてニューヨークダウは45.1%、